ソニーは、XDCAMカムコーダーシリーズとして、既に放送局など映像制作の現場で広く採用されている「MPEG HD422(50Mbps)フォーマット」での高画質収録が可能で、小型で軽量なXDCAM HD422ハンディカムコーダー「PMW-100」を発売する。
ソニー
XDCAMメモリーカムコーダー
PMW-100
409,500円
2012年5月10日発売
XDCAM HDはテープベースのHDCAMにかわる取材カメラとして放送局に多数納入されており、最近では地方局、ケーブルテレビ局で採用が進んでいる。そのXDCAM HDと同じワークフローで扱える、小型でハンディなカメラが欲しいという要望がかなりあったという。ケーブルテレビ局などはレポーターの女性がカメラを回すというケースも多いからだ。
主にそういった用途向けに開発されたのが、このPMW-100。したがって、このカメラよりも価格的には上位に位置するXDCAM EXは4:2:0の35MbpsのMPEG2でMP4形式なのに対し、PMW-100はMPEG2 4:2:2 50Mbpsフォーマットを採用。MXFファイル形式でSxSメモリーカードに記録する。
画質というよりも同じワークフローを踏襲できるという観点でMXF形式が選択されている。
位置づけ、価格帯としては、キヤノンのXF105とほぼ同じだ。
撮像素子には、専用に新開発した1/2.9型 “Exmor”CMOSイメージセンサーを搭載し。フルHD(有効画素1920×1080ドット)画素による高い解像度とともに高感度、低ノイズ、そして広いダイナミックレンジを実現している。
また、搭載するLCDモニターには3.5型で従来機※1より大幅に画素数を増やした約123万画素の高精細LCDパネルを採用。HDでのシビアなフォーカス合せを強力にサポートする。
さらに、記録ボタンを押す15秒前まで遡って記録することで撮り逃しを防ぐキャッシュレック機能はドキュメンタリー取材向け。
◎ソニーPMW-100の情報ページはこちら
http://www.sony.jp/pro/products/PMW-100/index.html