先週の金曜日はブラックマジックデザイン主催のBlackmagic Cinema Cameraのイベント。
ビデオサロンの今月号でもレポートしていますが、
8月末に一応出荷されたものの、数台しか出ていないようです。
多数の予約が入っていて、待ちの人も多いのではないでしょうか?
いましばらくお待ちください、ということでしたが、いつごろモノが出てくるのか気になります。
イベントでは、その数少ないデモ機を使って、デモリールを作った方のセミナーが開催されました。
日本には数少ない実機ですが、すでにマイクロフォサーズマウントモデルもできていました。
これは武蔵オプティカルのアダプターOptMAGを介してENGレンズをつけているところ。
ビデオサロンやムックでも原稿を書いていただいている山本久之さんのセミナーは
主に今回のテストのワークフローについて。
この内容をメインに、次号のビデオサロンでもレポートを書いていただいていますので、
しばしお待ちください。
会場で一番驚きの声があがっていたのが、
DaVinci Resolveでのカラーグレーディング。
さすがに卓は買えませんが、ソフトだけなら、カメラにバンドルされてきます。
さらにLite版であれば、フリーでダウンロードできます。
これからの映像制作者は、写真やる人がフォトショップをいじるのと同じように、
DaVinci Resolveを扱うのが当たり前という時代になってほしい、
と山本さんは言われていましたが、同感です。
前号でレポートを書いていただいた手塚さんも登壇。
フォトキナにもっていったら、年配でかつて8ミリや16ミリに親しんだ世代の人から、
多数声をかけられた、という話をされていました。
プロの制作現場で使うカメラというよりも、
アマチュアでも、これで映画を撮るんだ、という気分にさせてくれるのが、
このカメラの魅力だと思います。
EOS 5D MarkIIが世界をかえたように、
それとも違う、新しいスタイルの映像制作が始まるのではないかという予感を感じたイベントでした。
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