ITサービス開発とドローン利活用推進を手がけるORSO(オルソ)は、ドローン操縦のトレーニング用スマートフォンアプリ「DRONE STAR」を発表した。アプリはiOSとAndroid版がそれぞれ無償提供され、このアプリに対応する室内用トイドローン「DRONE STAR01」も4月7日より公式サイトで先行予約を開始、15日より発売開始となる。DRONE STAR01の価格は15,000円(税込)。

ゲーム感覚で楽しみながら操縦を覚える

アプリのコンセプトは「楽しみながら覚えて、体験できる」。アプリには、基本操作を学ぶ「チュートリアル」。機体をスマホカメラで画像認識して、安定したホバリングができるかどうかをチェックする「ホバリング検定」、横から飛んでくるソフトクリームを避けながら操縦トレーニングを行う「ミニゲーム」などの機能が用意されている。「仲間とスコアを競い合いながらドローン操縦の腕を磨いて欲しい」と代表の坂本義親氏は言う。

 

▲発表会で「ホバリング検定モード」を体験。同梱のターゲットペーパーを壁などに貼り付け、アプリで認識させたあとにドローンを飛ばし、スマートフォンのカメラの枠内に留める練習メニュー。ターゲットペーパーは外光が入る場所など正しく白く見える場所に設置するとアプリ側で認識しやすい。白熱電球などで黄色く見える場所ではなかなかアプリ認識がうまくいかないこともあるそうだ。また、白い壁であればターゲットペーパーなしでもアプリで認識できるとのこと。

 

▲アプリのメニュー画面。
▲飛んでくるソフトクリームを回避するミニゲーム「ソフトクリームパニック」。将来的にはスコアを共有して、ランキング機能などにも対応していきたいという。

 

自動離陸機能や気圧計による高度維持機能を搭載

DRONE STAR01は室内専用の18gの小型ドローン。高度を保持するための気圧センサーを搭載し、初心者でも手軽に操作できる。本体にリチウムポリマー電池を搭載し、4〜5分の飛行が可能。充電時間は20〜30分になるという。使用電波は2.4GHz帯。操作距離は25m。機体には30万画素のカメラを搭載し、アプリでFPVも可能になっている。

 

▲ドローンはプロポ(送信機)に収納して持ち運べる。ドローン収納部の黒い部分が電源スイッチ。

 

▲送信機を持った右手側面に自動離着陸のボタン。
▲何もせずに電源を入れるとモード2。左手側面のスイッチを押しながら電源を入れるとモード1で操作ができるという。

▲DRONE STAR01のパッケージと同梱されるターゲットペーパー。

 

 

▲左からDRONE STARアプリの開発を手がけたORSO代表の坂本義親氏、当日の飛行デモを務めたORSOのドローンレースパイロット・エバンジェリストの高宮悠太郎氏、DRONE STAR 01(機体)の製造・販売を行うエル代表の麻生忠明氏。

 

公式映像

 

●製品情報

https://www.dronestar.jp/