漫画家でありながら自ら映画も作るタイム涼介さんの新連載『トリタイ映像研究所』。3月20日発売の4月号から連載がはじまります。いつもは雑誌発売と合わせて動画を公開するのですが、今回は動画を先行して公開したいと思います。
 タイムさんが映像制作に興味を持ったのは、自著『アベックパンチ(コミックビーム刊)』が2011年に映画化されたことがきっかけで、SF的な世界観を含む作品も多く、頭に思い浮かべる映像を実現するために、独学で映像のみならず、CGも一から学んできたそうです。映像制作に携わる人ならばわかると思いますが、これらをすべて一人でこなすというのはなかなか根気のいる作業です。しかも、まだ映像をはじめて3年足らずというのですから驚きました。
 この連載で、ストイックに頭に思い浮かべる映像を具現化していくタイムさんの姿を垣間見る……ようなことは恐らくないでしょう。いい年をした大人が揃いも揃って、毎回、頭に思い浮かべた「トリタイ映像」を実験的要素も含めて、実践していきます。肩肘張らずにご覧いただけたら幸いです。どうぞお楽しみに!
 

第一回目のトリタイ画は「爆風で逆立つ髪」


◎撮影・編集・VFX:タイム涼介
◎モデル       :宮内桃子(オムプロモーション)
◎音楽協力 :やまのいゆずる「ミカミカソラフシギマチ」、
「ニュータウンの亡霊~newtown to newcity mix」
 第一回目のトリタイ映像は「爆風で逆立つ髪」。タイムさんお手製のダンボール空気砲、バケツ空気砲。さらに電動エアブロワなど使って、逆立つ髪の映像を撮ってみました。
●この動画の連動記事はビデオSALON2014年4月号に掲載しています。