コンパクトサイズのHDビデオスイッチャーに
3G-SDI入出力が加わった

ローランドは9月9日の13時よりスタートした24時間オンラインフェスティバル「The Future Redefined.」において、3G-SDI/HDMIに対応した4チャンネルHDビデオスイッチャー、V-1SDIを発表した。V-1SDIは昨年登場して話題になったHDMI入力対応のHDビデオスイッチャー、V-1HDの上位版にあたる。
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ローランド
V-1SDI  オープン価格


A4サイズのちょうど半分という驚きのサイズで登場したローランドの小型スイッチャー、V-1HDは価格も12万8000円と破格だった。スイッチャーの新しい使い方を提案したモデルだったが、入力はHDMIだけでなく、SDI入力も欲しいという声が多かったのだろう。順当に進化した上位モデル、V-1SDIが登場する。
入力は入力1〜3が3G‐SDI、3はHDMIかSDIの選択で、4はHDMI(スケーラー機能を持つ)。出力は3G-SDIが2にHDMIが1。

背面の端子部

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マルチビュー機能は、入力ラベル表示、オーディオメーター付き4画面マルチビューワー。合成エフェクトはDKS、PinP、スプリット、クワッド(4画面表示)機能を搭載。V-1HD同様、専用PCソフトからの操作や設定にも対応する。
筐体のサイズはV-1HDとまったく同じで、スイッチ配列もほぼ同じだが、DSKやPinPなどが専用のボタンに割り振られている。
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右側面

右側はRS-232Cコントロール用の端子と入力フォーマット切り替え(720p、1080i、1080p)。左側は、マイク入力端子とヘッドホン端子。ともにレベル調整ダイヤルが装備されている。
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左側面

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音声関連

オーディオは14チャンネルデジタルオーディオミキサーを搭載。SDIまたはHDMIからの4つのステレオ入力と、ライン入力、マイク入力を利用でき、すべてのチャンネルに映像と音声を同期させるディレイ機能を搭載。オーディオフォロー機能を使えば、ビデオのスイッチングに合わせてオーディオを切り替えることができる。ミキサー出力は、SDI、HDMIに出力できるだけでなく、ライン出力も可能。
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どうしてもほぼ同時に発表されたソニー機と比較してしまうが、こちらはTバーやダイヤルなど、よりダイレクトな操作感を重視している。楽器メーカーらしいところだ。サイズ(投影面積)が小さいというのもポイントだ。価格はオープンで発表時点では推定価格も公表されなかったが、おそらく20万円前後になるのではないだろうか?

V-1SDIとV-1HDの違い

V-1SDIとV-1HDの違いは、メーカーの資料によると以下のとおり。
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