放送機器の展示会「Inter BEE 2009(International Broadcast Equipment Exhibition 2009)」が11月18日~20日、幕張メッセで開催される。音と映像と通信のプロフェッショナル展として、国内外のトップレベルの放送機器、映像機器、音響機器、周辺アプリケーション、ソリューションが集結する。
前年の会場の様子(公式サイトより)
Inter BEE(International Broadcast Equipment Exhibition)は、「放送機器展」として1965年に第1回が開催され、今回で45回目を迎える。アメリカのNABや欧州のIBCと並ぶ放送機器の大展示会として、映像や音響、通信技術など放送に関わる技術発展や機器開発の推進に大きな役割を果たしてきた。近年は機器のデジタル化が進み、中でも日本が開発し育んできたHDTVは、国内では基幹放送メディアとなり世界的にも大きな潮流となっている。
45回目となるInter BEE 2009は、広範な技術分野を俯瞰できる総合的な展示を行う。先述のHDTVを核とした最先端の映像・放送・音響機器、IT・通信を活用した新しいシステムやワークフローを紹介し、放送技術の進化と変化を体験できる。今回は「IPTV、Mobile TV、クロスメディアゾーン」を新設し、最新のIPTVサービスやモバイルTVビジネスを見ることができる。
会期中のイベント企画として映像や音響等の分野で活躍する国内外のクリエイターや技術者を講師に迎えた各種シンポジウムを開催。また、これからの時代を担う学生や若手技術者などを対象に、業界の第一線で活躍する講師陣が機器やシステムの基礎や活用法、コンテンツ制作のノウハウを伝授する「チュートリアル・セッション」も実施する。さらに、発足以来の恒例である「民放技術報告会」では、民放局の第一線の専門家が参加し、完全デジタル移行を控え変革が進む放送局の現状と課題が議論され、各局が開発したさまざまな最新技術が公開される。
Inter BEE 2009開催概要
会期 : 2009年11月18日~20日
会場時間 : 18日・19日 10 :00~17 :30
20日 10 :00~17 :00
入場料 : 無料(登録制)
主催 : 社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)
後援 : 日本放送協会(NHK)、社団法人 日本民間放送連盟(NAB-J)
問 : 一般社団法人 日本エレクトロニクショー協会 Tel.03-5402-7601
公式サイト「Inter BEE online」 http://www.inter-bee.com/ja/