text●一柳

今月は大上段に振りかぶって「映像編集」を取り上げてみます。

編集ソフトの使い方を解説する作業としての編集に限定するのではなく、作品を最後まで興味を持って見てもらい、伝えたいことが伝わるという映像作品本来の目的を叶えることを目指して「編集」を掘り下げていきます。

編集といっても、映画やテレビ番組ではなく、今回、取り上げる映像作品はイベントのダイジェスト映像やプロモーション映像、ショートドキュメンタリーなど、現在多くのビデオグラファーが制作しているムービーやYouTube上での「動画」になります。これまでどこにもまとめられてこなかった現在の「編集」のノウハウを集約しました。

それぞれエキスパートによるかなり濃い内容の講義が続きますが、講義全体を受けてみると、きっと映像制作、動画作りに対する見方が変わるはずです。

予備校や大学の夏期講習のような感じでエンタメ要素ありません(汗)。でも、完全保存版になること間違いありません。

初心者の方は上達の手がかりにしていただき、上級者の方は、現在の編集スタイルを整理して学ぶことで、その先の新しい映像表現に挑戦してみてください。

 

VIDEOSALON 2020年9月号は8月20日発売!

 

 

 

 

 

 

【特集の内容ダイジェスト】

まずは現代のショートプロモーションムービー、ダイジェストムービーの作りを分析します。お馴染みの鈴木佑介さんが、作例を見せながらわかりやすく解説。

イベントのダイジェストにどうやってストーリーを盛り込んで視聴者を惹きつけるのか。ウェディングムービーの第一人者、酒井さんが何を考えているのかを明かします。

今の映像の大半が実はインタビューベースです。その編集方法について、4月号の「インタビュー特集」に続いて、ディレクター/ビデオグラファーの大石さんが解説。4月号も読んでいただくとより理解が深まります。

ポスプロの本職はどんなことをやっているのか。イマジカ のオフラインエディター渡辺さんの手法を教えてもらいました。ポスプロでは珍しいオフラインエディターですが、だからこそ、一人で撮影して編集するハイアマチュア、ビデオグラファー、ディレクターには参考になることがありますね。

今の動画の世界、YouTube抜きにして語ることはできません。町おこしYouTuber 八王子の中野さんが映像制作専門誌に語ってくれたことは、意外と基本に忠実、でも目から鱗でした。

実はEOS R5/R6のレポートも6ページ、やってます。

 

VIDEOSALON 2020年9月号は8月20日発売!