ソニーは、Cinema Line カメラ『FX6』のソフトウェアアップデート(Ver. 2.00)を発表した。公開については、確定し次第同社商品情報サイトで案内予定。
Ver. 2.00で新たに対応する機能
■リアルタイムトラッキング
ソニー独自の物体認識アルゴリズムにより、色、模様(輝度)、被写体距離(奥行き)からなる空間情報をリアルタイムに高速処理。AF時の顔/瞳優先を「入」にした際には、被写体の顔/瞳情報(人物)を検出し続けることで、高い被写体認識精度を実現。
■ブリージング補正機能
動画撮影中のフォーカス時に起こるフォーカスブリージング(フォーカスレンズ位置の変化に伴う画角変動)現象を最小化するブリージング補正機能に対応。ソニー独自の全画素超解像技術を活用し、画角が一定になるように自動で調整することで、フォーカシング中でも画角が変わらず、よりドラマティックなフォーカシング表現が可能。
■電子式可変NDフィルターを活用した「ボケ調節機能」
アイリス操作時に、NDフィルターやゲインを自動調節し、露出の変化を抑えながら被写界深度を簡単に調節できる。
(ボケ調節機能の使用想定例)
これまで、Auto ND機能でも同様に、露出の変化を抑えながら被写界深度のみを調整できたが、例えば、ステージなどの光源の明るさが大きく変化するシーンでは、露出自動調整されてしまい、明るさが変化してしまっていた。本モードでは、明るさの変化を最小限に抑えながら、被写界深度のみを調整できます。
■HDR / SDRの映像を同時制作が可能となる”SR Live for HDR”
HDRとSDRの同時制作をサポートする機能として、液晶パネルに表示されるイメージをHDRからSDRへの変換を想定して簡易変換されたSDRイメージを表示する機能や、SDRゲイン値のメタデータ記録に対応。
■音声レベルの4ch一括オーディオレベルメーター表示
■対応する外部レコーダー(別売)へのHDMIケーブル経由での16bit RAW動画の出力
◉詳細情報
https://www.sony.jp/pro-cam/info2/20220113.html
ソニー株式会社
https://www.sony.jp/