「暮しの手帖」の花森安治編集長は8ミリマニアだったのか


花森安治といえば、雑誌編集者にとっては神様のような存在ですが、
河出書房新社の文藝別冊「花森安治」を読んでいたら、
今まで知らなかったことがありました。


花森安治って8ミリシネのマニアだったんですね。
この別冊本のなかで、ご本人の写真が何点かあるのですが、
ほとんどの写真で、8ミリカメラを持っていたり、構えていたりしているのです。
しかも同じカメラはない。新製品がでたらどんどん買うタイプだったのでしょうか。
8ミリカメラには詳しくないのですが、めちゃくちゃ高そうな機材をもっていらっしゃいます。今でいうと、アマチュアなのになぜかEOS C300をもっているくらい?
じっくり読んだのが、江戸川乱歩との昭和33年の対談で、
本格探偵小説の話をしているのに、なぜか話は8ミリ映画の話に脱線。
花森安治が
劇映画じゃないけど、不思議な探偵小説的な映画を作ろうと思っている
というと、江戸川乱歩は
映画は編集に時間がとられて大変でしょ、
という。
花森安治は
時間がかかってもそういうことが好きなんだといっています。
時間がなくてもなんとかしてやっている
と。
やっぱり仕事が凄い人は趣味のほうも凄いんですね。
かつて某メーカーの社長が社長業もやりながら、趣味と仕事をかねて
ビデオ編集をやっている(当然夜中にですよ)という話をきいて驚いたことがありますが、
パワーがある人は違います。
江戸川乱歩のほうは、
8ミリやって、16ミリをやって、でも編集の時間がなくて〜などと語っていますよ。
昭和30年くらいで個人で16ミリやってるってどれくらいのものなんでしょうか。
こっちのほうが凄くて
個人の趣味でRED持ってる、というくらいでしょうか??
それにしてもこのお二人がどんなものを撮っていたのか、
見てみたいものです。
人間はでてくるけど、芝居はしない。目だけ撮るとか、時計を撮るとか、モンタージュで見せていく探偵小説的映画って?
さらに、
暮しの手帖の古本のバックナンバーを調べてみると、
「ずいひつ的8ミリのすすめ」という特集をあったことがわかりました。
15ページ! 
これも読んでみたいものです。
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