パナソニックのビデオカメラTM700が1080/60pが登場したのが昨年の春だったでしょうか。その一皮も二皮もむけた画をみて、「これからの映像はすべて1080/60pになってほしい!!」と本気が思ったのですが、ようやくAVCHDフォーマットとして規格化され、ブルーレイにも保存できるようになりました。
ほんとに長かったですね。
さっそく1080/60p取り込みに対応したソニーの新しいBDレコーダーAT750Wをお借りして、手元にあったパナソニックのTM90の1080/60pが読み込めるかどうかやってみましたが、何も意識せずにダビングすることができました。
いまやサイバーショットでも1080/60p記録ができるようになっているので、60pがスーパーモードだという印象はなくなってしまったのですが、
60pの本当の魅力を伝えているのは、
今市場に出ているカメラでは、
パナソニックのTM700とTM750の2機種しかないと思います。
それ以外のカメラの60pは60pを生かし切れていないですね。
TM90にしても、60iの映像のほうが好ましいですから、
わたしがTM90を持っていたら、60pモードでは使わないでしょう。
しかし、TM700とTM750の60pは別格です。
いかにこれまでインターレースの折り返し歪みが悪さをしていたか、ということを
分からせてくれる抜けの良さです。これを一度見るとインターレースには戻れません。
解像度もあがりますが、それよりも、一枚ベールがとれるといったほうが
正しいかもしれません。
ソニーもパナソニックに負けないような
あっと驚く60p画質を見せてほしいものです。
プログレッシブの動きが好きではないという人もいますが、
それは30pのことであって、
60pは60iと同じ滑らかさなわけですから、そういった欠点もありません。
これからのビデオカメラは
1080/60pが基本にあって、24pと30pと60iが選択できるといのが一番すっきりします。
ブルーレイも対応したことで、
その世界に一歩近づいたような気がします。