CP+がパシフィコ横浜で開催されています。
デジタルシネマカメラ的観点でCP+みどころを少しだけ。


やはり注目はなんといっても、4K対応したパナソニックGH4でしょう。
初日は人が多すぎてなかなか実機に触ることができませんでした。
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開発発表の会場では、電源が入っていなかったXLR&SDIインターフェイスがCP+では稼動していました。販売は、GH4単体(レンズキット)、GH4+XLR&SDIインターフェイスユニットのセット(業務用ルートでの販売)、インターフェイスユニット単体販売(業務用ルートでの販売)となるようです。価格イメージはまだわかりませんが、インターフェイスユニットはSDI対応ということもあるし、生産台数の関係からして結構高価かもしれません。このユニットを使う人は完全にプロの現場でしょうから、仕方がないのですが、もう少し簡易的なXLR入力とレベルメーター、SDI1本+HDMI1本程度でバッテリー駆動するインターフェイスユニットも欲しいですね。
ケンコートキナーブースでは、トキナーのシネレンズ。11-16mm F2.8をベースにシネレンズ用に開発した11-16mm T3がわりとコンパクトでいい。EFマントとMFTマウント。レンズ長はMFTマウントのほうが若干長い仕様に。当然絞りはクリックレスです。
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価格は20万円以上ですけど、質感はかなりしっかりしています。世界市場(特に北米)では結構出ているそうですが、日本ではイマイチとのこと。したがってカタログの英語のみです。日本のデジタルシネマカメラ市場をもっと盛り上げないと…。
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会場右手奥のプロ向け動画コーナー。こちらはビデオサロンでおなじみのメーカー、ショップが勢揃いです。
そのなかで個人的に注目したのは、SPEED BOOSTERでおなじみのデジタルホビーが扱っているSLR Magic社製のマイクロフォーサーズマウントのシネレンズラインナップ。35mm T1.4 CineレンズMark II、17mm T1.6レンズ、25mm T0.95 Hyperprime Cineレンズ、12mm T1.6レンズも登場。待望の広角大口径レンズ。ポケシネユーザーは注目でしょう。価格は67,800円だそうです。
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さらに驚くべきは、各レンズの前に装着するアナモフィックレンズ。性能はどんなものかわかりませんが、このコンパクトサイズでシネスコ撮影とは夢が広がります。
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パナソニックGH3、GH4、ポケシネで徐々にデジタルシネマカメラシステムが整いつつあります。
GH4の登場で周辺機材も活性化され、さらに加速するのではないでしょうか?
そのほかにも注目の製品が数々。
浅沼商会のブースでは中国製のifootageのスタビライザー、一脚、ミニクレーン、スライダーを展示。小型カメラを想定したシステム。新製品はこのスライダー。
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これはデジタルシネマカメラファンも足を運ぶ価値ありです。