数日前にAKB48のドキュメンタリー映画の試写会に行ってきました。
明日23日から劇場公開されるAKB48の2010年1年間の活動を追ったドキュメンタリー映画、「THE DOCUMENTARY OF AKB48 to be continued~10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?」です。
公式サイトはこちら
なんと、
このドキュメンタリー映画のプロデューサーとカメラマンを招いてのEOS MOVIEセミナーを、2月12日、横浜ブリリアショートショートシアターで開催する予定です!
日時が正式に決まり次第、またアナウンスさせていただきます。
そう、このドキュメンタリー、インタビュー映像の大半はEOSで撮られているのです。
(だから、この予告編映像にある素材が1000本以上、というのは一体どういうカウントしてるの?って突っ込みを入れたくなります。だって、テープはほとんど回していないはずですから・・・)
ふと気づくと、AKB48って今やどの雑誌を見ても表紙を飾っているし、テレビにも出ずっぱり。ものすごいブームになっています。
振り返ってみると、AKBとEOS MOVIEというのは、AKBとEOS MOVIEがここまでメジャーになる前から深い関係があったのでした。
EOS MOVIEを使って日本で一番最初に撮影されたプロモーションビデオは、
AKB48の「10年桜」でした。もう、これは映像業界のなかで伝説になっています。
監督は高橋栄樹さん、撮影は村上拓さん。
撮影は2008年12月のことでした。
内容自体も本当に名作だと思いますが、
露出がマニュアル化される以前のEOS 5D MarkIIでここまで撮れるのか、
ということで、業界では驚きをもってささやかれ、
5D MarkIIでPVを撮るという機運が少しずつ盛り上がっていきます。
当時はAKB48自体も今ほどメジャーではありませんでした。
まず、このAKB48をどう呼べばいいのか分からない人も多かったし、
メンバーの顔と名前が一致するのはファンだけだっといっていいでしょう。
(もちろん私も顔と名前は当時はまったくわかりませんでした。もっともビデオサロンではメンバー名を書かなくてもいいので助かりましたけど)
このPV制作について取材しのたが2009年5月号です。
「デジタル一眼動画だけで出来上がったAKB48のPV作品」
(クリックするとPDFが開きます)
その後、AKBのPVは大抵、EOSが使われ、
そして2010年2月のPV「桜の栞」は、岩井俊二監督が手がけることになります。
取材したのは2010年4月号でした。
実はこのときにAKB48側(秋元康さん?)から岩井監督にドキュメンタリーも依頼されたのでしょうか、ドキュメンタリー取材も並行して進んでいたということになります。
ライブシーンなどは通常のビデオカメラですが、メンバー個々のインタビュー映像はEOS MOVIEでこの上なく美しく撮られています。
この映像はとにかく大画面で見て欲しい! ほんとにとろけそうです(笑)。
こうやって振り返ってみると、AKB48の映像とEOS MOVIEとは切っても切れない関係だし、AKB48の盛り上がりとEOS MOVIEがメジャーになっていくタイミングが
見事にシンクロしているような気がします。
仮説として、
「AKB48のブームはEOS MOVIEが作った」というのは言い過ぎでしょうか。
映像業界の人だけでなく、一般、特に若い世代の人たちにとっても
EOS MOVIEによる映像の効果はよくわかるはずです。
そこまでは言い過ぎだとしても、
EOS MOVIEの映像が若い女性アイドルに向いているのはたしかで、
そのEOS MOVIEがAKB48という被写体に出会えたということも
幸運だったかもしれません。
本当に時代のタイミングというのはおもしろいなということを
映画を見ながら感じました。
2月12日のセミナー、
監督さんが出られるかどうかは未定ですが、
この膨大な素材をどうやって編集したのか、ということにも興味があります。
年末まで取材して、何で1月22日に公開できるんでしょう。
一体どうなっているんでしょうか。
私自身、お話を訊くのが楽しみになってきました。
2月11、12日のセミナー情報はこちら