夏休み中は某社の新しい編集ソフトとDaVinci Resolve Liteをちょこちょこっといじっていました。暑くて出かけられないので。


DaVinci Resolve LiteとはブラックマジックデザインのカラーグレーディングソフトDaVinci Resolveのフリー版。
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こちらでリリースは紹介しています。
http://www.genkosha.com/vs/news/entry/davinci_resolve_lite0808.html
なにしろタダなんだから、試してみたい。
こちらからダウンロードして、さっそくいじってみました。
しかし!
全くの初心者にはどこからどう始めたらいいのか、まったく見当すらつきません。
そこで助けてもらえるのが、山本久之さんのyamaq blogです。
http://mount-q.com/yamaqblog/?page_id=9104
ここに、DaVinci Resolve基本操作ガイド(PDF)がありますので、これを見ながらやっていくと、すごくよくわかりました。さすがです。
(PDFはResolveの解説で、Lite版ではありませんが基本的なところは同じ)
山本さんには10月号でレポートをお願いしました。
「ぜひ、カラーリストとかポスプロのエンジニア向けではなく、
私レベルでもわかるように書いてください・・・」ということで。
ただそんなにページはとれないので、
おそらく実際にやろうとすると、このPDFも絶対必要になるのではないでしょうか。
素材はEOS 5D MarkIIでピクチャースタイルは、テクニカラーが開発した
CineStyleというピクチャースタイル
入れて。
全部英語なのですが、日本ですぐに試していろいろレポートされているのが
raitank blogさん
こちらも大変参考になりました。ありがとうございました。
やっているうちに面白くなってきたのですが、
まだまだ分からないことがたくさんあります。
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で、一方で、
Final Cut Pro Xのカラコレ機能はどこまでできるのか
ColorがFCP Xに吸収されたというのら、機能がどうなっているのか気になります。
それもちょっとやりかけ。
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山本さんと打ち合わせしていたときにも話にでたのですが、
DaVinci Resolve Liteのニュースって結構すごいことだと思うのですが、
どうもあんまり盛り上がってない気がするということ。
もっともブラックマジックデザインにしても無償ダウンロードのソフトで盛り上がってもらうのも困るかもしれませんが。
ただ、ふだん読者の方々の反応を気にしながら雑誌を作っていて感じるのが、
プロフェッショナルはいざしらず、ハイアマチュアクラスの人たちは
ルックコントロールとか、カラーグレーディングに対する意識が薄いというか、
そもそも興味がないという感じがします。
いやいや、そうじゃなくて、
考えてみると、映画にしても独特なトーンを作るハリウッドの映画に対して、
わりと日本映画は独特なカラーを作るよりはすっぴんに近い感じが好まれる気がします。
そこはいい悪いではなく、「好み」なのでしょうか。