5月12日のパナソニックのNAB国内内覧会については、
DVX200のレポートをしたが、もうひとつGH4関連のことを書き忘れていた。
GH4は発売1年が過ぎた。え、まだ一年しか経っていないの? というくらいに定番のカメラになった。ビデオサロンでもどれくらい記事にしてきただろうか。
その後、何度かファームアップして、4月22日はバージョン2.2になっている。
今、最も気になるのは、V-log対応だろう。
昨年の秋からウワサはあったが、実は、まだ正式には発表されていない。
今回のNABとこの国内展示会でも、
◉V-logに対応する方向は間違いないが、時期はまだわからない
◉有償になる
ということだった。
展示会にあるデモ機には、すでにフォトモードのひとつとして、V-Logが仕込まれていた。
正確に言うと、V-Log Lである。
V-Logは、バリカムなどのスーパー35mmセンサー用のログガンマ、
V-Log Lは、GH4やDVX200など、マイクロフォーサーズセンサー用のログガンマという
区分けだそうだ。センサーサイズが違えば、当然ダイナミックレンジも異なるので、それぞれに合わせたガンマカーブになる。
LUTは、アトモスのSHOGUNで当てることができる。SHOGUNはLUT1には、Canon Logが割り当てられているが、次のバージョン?では、パナソニックのV-LogのLUTが入ってくるようだ。会場のデモ機にはすでにSHOGUNにもV-LogのLUTが入っていた。
実はバージョン2.2では、アナモフィックレンズ対応になった。
これは4:3で4K相当(800万画素)の記録できるようになるというモード。
イメージサークルも従来の4K 16:9よりも、縦方向に伸びて、処理できる画素数めいっぱい使用できることになる。そう、これは4Kフォト機能の応用と言える。
ちなみに、液晶モニターには横方向が半分に圧縮された映像が表示され、このモードを入れたからと言って正規の画角でモニターできるというわけではない。
SLR Magicのアナモフィックレンズは、これまで1.33×タイプのみだったが、2.0×タイプも登場。それが装着されていた。
実は、ビデオサロン次号、7月号(6月20日発売)は、GH4発売1年を祝して
「GH4 愛される理由」という特集を組んだ。
そこで、SLR Magicの2.0×アナモフィックレンズも借りて、アナモフィックモードも試してみた。
それ以外にGH4ユーザー5人にレポートやインタビューをお願いした記事も掲載。
なかなかマニアックな特集になった。ユーザーがどんなレンズを使っているのか、どんな設定で撮っているのか、という情報は参考になるのではないだろうか?
7月号は、キヤノンXC10の32ページ別冊付録もあり!
ご期待ください。