こちらも告知したとおり、
10月27日、ブラックマジックデザインの新しい4K60pカメラの発売を記念したハロウィンパーティが、六本木のYouTubeスペース東京で開催されました。
プレス窓口になっている同社のAさんもこんな恰好…。
さて、気になるURSAですが、ようやくEFとPLマウントモデルが出荷が開始され始めたようです。
現物を何度見ても驚くのが10インチの液晶モニター。
誰もが見るたびに「でか~っ」とつぶやくという。
わたしも見たのは初めてではないのですが、思わず「でかい…」と口をついて出てしまいました。
液晶パネルは全部で3枚あり、
ボディの左側と右側には同じ液晶パネルがはまっています。
ここはメニュー設定、カウンター表示、映像プレビューと切り替わります。
左側、右側とも内容は同じようです。
まずはカウンター表示ですが、巨大なカウンターの下には、ヒストグラムと音声波形。カメラで波形がほぼリアルタイムに表示されるというのも不思議な感覚です。これで音声さんは音がカメラに入っていることが確認できます。
つぎに映像モニター。フォーカスマンからカメラの右側からフォーカスを送る場合にここで確認しながら送ることができます。
そしてメニュー設定は、タッチパネルになっており、ここは、従来のブラックマジックシネマカメラやポケシネと同じ構造になっています。使ったことのある人であれば、さくさく設定できると思います。逆に言えば、ISOやシャッター開角度など、すべてメニューに入っていって設定するということになります。したがって、本体は意外なほどボタンやダイヤルが少なくてシンプル。
ちなみにURSAのセンサーはBlackmagic Production 4K Cameraと同じもの。RAWで撮影した場合は、シネマ4Kのサイズはなく、横4000画素となるそうです。またグローバルシャッター機構採用で、歪みがないのはいいのですが、感度はISO800までというのはProduction 4K Cameraと同じでちょっと残念なところ。ライバルとなりそうなソニーFS7はS-Log3時のベース感度がISO2000ですから、感度に関してはまったく別物のカメラということです。URSAはかなり重量もありますし、スタジオ用のカメラという感じでしょうか。
この場で初めて知ったのですが、URSAはサードパーティのリグを用意しないとショルダーにもできないからなあと思っていたのですが、一応純正のショルダーパッドがあるのだそうです。2/3インチセンサーで、ENGレンズが装着できるようになった暁には、「初の4K ENGショルダーカメラ」ということになるわけで、本来ならばソニーやパナソニックが2/3インチの4Kショルダーカメラを先に出すべきだと思うのですが、どうなんでしょうね。4Kで画質と感度を維持するには、2/3インチでは役不足という技術的な問題は分かるのですが、1/2.3インチのAX1やZ100、おそらく面積ではもっと小さいX1000をすでに市場に出しているわけですから…。