
●特集「縦型動画を究める!」
SNSとスマホの普及に合わせて縦型動画が作られるケースが増えてきた。エンタテインメントとしてはTikTokのショートドラマ、プロモーションとしてはInstagramリールやYouTubeショートなど、その多くは個人制作ではなく、映像制作チームが戦略的に関わっている。また個人制作からより大きな仕事につながるケースも増えている。成功している事例を紹介しながら、そのノウハウを探究していく。
〜〜CONTENTS〜〜

縦型ショートは目的ではなく、手段であるべき
“映画”へのこだわり〜こねこフィルムの挑戦〜
「日常をシネマティックに」というコンセプトを掲げる「こねこフィルム」。映画やドラマの現場でキャリアを築いてきたクリエイターたちが映画本来の魅力を込めたショートドラマを発信しており、始動から1年半ほどでSNS総フォロワー数300万を突破した。映画にこだわり続ける彼らの独創的な制作スタイルを追った。こねこフィルムTikTokチャンネル

LIL LEAGUE『時間よ止まれ』を作例に語る
映画監督が取り組む縦型ショートドラマの可能性
松永大司
ダンス・ボーカル・ラップをこなす6人組男性グループ・LIL LEAGUEのTikTok縦型ショートドラマ『時間よ止まれ』を手がけた映画監督の松永大司さん。少人数の映画制作チームで撮影した本作について、“映画との違い”や“SNSでしかできない表現”を主なテーマに、制作時に意識したことや撮影の舞台裏を松永さんに解説してもらった。

実写とアニメーションの実例から学ぶ
縦型を活かすショートフィルムの発送と演出
香取 徹
日頃はディレクターとしてCMやMVを手がけながら実写ドラマとストップモーションアニメの2本の縦型ショートフィルムを仲間と自主制作した香取さんに、それぞれの制作の舞台裏と縦型動画ならではのノウハウを語ってもらった。

映像制作会社HATがTikTokチャンネルで作ったショートドラマ
『モブライフ』から学ぶバズる縦型学園ドラマの作り方
TikTokと東宝が主催するTikTok TOHO Film Festival 2024において準グランプリを受賞したTikTokドラマ『モブライフ』。この作品を投稿しているTikTokチャンネルはどういう意図で運営されているのか。またこの作品を制作したCMをメインとする映像制作会社HATはこの作品にどう取り組んだのか。プロデューサーとディレクターに話を伺った。

Instagramで話題の縦型動画を徹底分析
今村茶園のリールに学ぶグルーヴ感溢れる映像の作り方
プロモーションでありながら映像作品としてもSNS上で高い評価を得ている今村茶園のInstagramリール。本記事では、今村茶園の企画・販売戦略・デザイン・PRなど、総合プロデュースを務める島津義弘さんに、リール制作に至った背景から映像制作のワークフロー、タイムライン全体の構成についてなど、リール動画を作例にしながら解説してもらった。

18万人を魅了する「shuto_films」は風景をどう切り取るのか?
観光系リールのインスタ攻略術
鈴木秀翔
主に海外のフォロワーを惹きつけるための強力なツールとして流行するInstagramリール。Instagramアカウントで18万人のフォロワーを抱える「shuto_films」を運営する鈴木秀翔さんに縦型リールならではの構図の狙い方、撮影機材選び普段どんなことに重点を置いて制作しているのかなど、手掛けたリールを作例としながら実践的なテクニックを解説してもらった。

自分目線のカッコいい映像は要らない!
再生回数を稼ぐ!Kiona流縦型ショートムービー制作術
Instagramリールで圧倒的な再生回数を誇るKionaさん。映像関連機材のタイアップも多いので見たことがある人も多いはず。映像のプロや玄人筋に受けるより、普通のおばちゃんや小学生の手を止める動画を作りたいというKionaさんのノウハウを明かしていただいた。
今月の話題

全編Blenderで制作された3DCGアニメーション映画 『Flow』制作の舞台裏
ラトビア出身のクリエイター、ギンツ・ジルバロディスが手掛けた映画『Flow』が2025年アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞。本作は無料の3DCG制作ソフト・Blenderを使用して、長編アニメとしては少人数のスタッフ編成で作られた。元々はひとりで映画制作を始めたというジルバロディス監督がBlenderを選んだ理由や本作のために構築したワークフローとは?

ソニーCREATORS’ CAMP第6回 in熊本
熊本市を映像でどうアピールする?
VIDEO SALON 2025年4月号
