パナソニックHMC155開発インタビュー(後編)


中編からの続き)


◆今後のAVCCAMシリーズの行方は?
――さて、AVCCAMの本格的なモデルがついに登場し、今後のラインナップはどうなっていくのか、というのが気になります。他社のようなセミショルダーも有り得ますか?
宮城 P2はHVX200で要望のあったことは、175で大体反映できました。上から下までラインナップがそろいました。次はAVCCAMシリーズを強化していかなればならないと思っています。第1弾がこれですので、第2弾、第3弾がどういうかたちになるのかは、これからみなさんの要望をききながら、いいものを送り出していきたいと思います。
――セミショルダーは?
宮城 しゃべると立場上まずいので、もう少しお時間をください(笑)。ただ、われわれは大きな方針としてはすでに提示しているんです(ここで立って、ホワイトボードに図解を始める)。映画、放送用は、メディアはP2で、コーデックは現在のDVCPRO HDは引継ぎながら、AVCイントラをメインでいく。それ以外の業務用はメディアはSDでコーデックはAVCHD。それ以外はやりませんと言っているんです。今年の春からこういう説明をしているんですが、それは2、3年変わらないでしょう。もうテープやディスクはやらない。半導体です。
このクラスではDVX100が当たって以降、その次を求めてきたのですが、今の商売というよりは、何年も継続する製品とコンセプトを作りたかった。DVXの次は、HDVではないでしょうと。たしかに民生はどんどんフォーマットが変わっていいかもしれませんが、業務用の流れはもう少しゆるやかです。業務用はやはり民生のインフラの上になりたっていますから、民生があっという間にAVCHDになるのであれば、業務用も各社AVCHDをやらざるを得ない。この155が出てくると、世の中が変わると思います。なにせ切手サイズのメモリーに最高画質で3時間以上撮れるのですから。今回の155というのは、「それでも今からHDV買います?」という、我々の投げかけなのです。
――とても刺激的な話でした。ありがとうございました。
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