シンフォレストから「神秘の絶景 ・ アジア」を出した“絶景ビデオグラファー”逸見秀幸さんに話を訊く


先日、シンフォレストから発売された新作Blu-ray&DVD『神秘の絶景・アジア』。その撮影と編集を担当した“絶景ビデオグラファー”逸見秀幸さんに、ZOOMミーティングでお話を伺いました(聞き手◉一柳)

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シンフォレスト公式サイト

シンフォレスト、新作Blu-ray& DVD「神秘の絶景 ・ アジア」を発売

ーー逸見さんの経歴を読ませていただいたんですけど、「絶景ビデオグラファー」を目指したのはいつだったのでしょうか? 最初からムービーだったんですか?

 今から7年前、大学を卒業してすぐの頃、海外と日本を2年間、回りました。最初はムービーではなくて、一眼レフを持って、写真展を目標にして写真を撮っていました。

 戻ってきて、カメラマンのアシスタントについたんですが、全然面白くなくて。そこから志向を変えて、映像をやってみようと思って、ウェディングの映像制作会社に入って、映像制作を実地で勉強しました。そうしたらそれが面白くて…。

 仕事をしながら、また旅に出ようと思っていました。旅をしながら動画も撮れたら面白いなと。

ーーウェディングのムービーというのは?

 当日撮影して編集するエンドロールです。映像の撮影と編集を最初そこで覚えました。

ーー映像のほうが自分にあっていた?

 そうですね。絶対に失敗ができないという、緊張感があるっていうのも好きですし。当日に作品ができるっていう面白さがありましたね。

   毎回音楽もシチュエーションも違いますし、新郎新婦で全く違う作品ができる面白さがありましたね。

ーーでも、仕事しながら、そのうち長期休暇をとって旅に出てムービー撮影しようと思っていたわけですよね(笑)。

 そうですね。仕事始めたくらいから思ってました。それがモチベーションでしたね。次に旅に出たときに撮れるようになるために、ちゃんと覚えるみたいな感じでした(笑)。

ーームービーでの最初の旅というのは?

 3、4年くらい前ですね。中米、南米、南極をだいたい半年間くらいかけて回りました。

ーーその時の機材は?

 メインがEOS 5D MarkⅣ、レンズが24-105のLレンズ。これが一番使ってますね。あとはEF 50mm F1.8、それからシグマの20mm F1.4。あとドローンはDJIのMavic 2 Pro。

ーー撮影はお一人ですか?

 完全に一人での撮影です。一人でしかやったことがないですね。一人ということもありますが、できるだけコンパクトで最低限の機材でやろうという思いはあります。

ーー予備のカメラっていうのはあるんですか?

 EOS 6Dは予備としてもっていますが、5D MarkⅣが一回も壊れてないので。ドローンは壊れましたけど。

ーードローンは今まで何台?

 2台壊してまして、前回の旅で壊してしまったので、今は持っていないです。

ーーあとは三脚と、スライダーは?

 タイムラプス用にケンコーの回転する自動追尾赤道儀はもっていて、たまにそれを使いますが、スライダーは使っていないです。以前、持っていたのですが、最初のほうで壊れてしまって使っていないです。

ーー本当にシンプルな機材なんですね。

 タイムプラスは編集上で動かすことはありますが、結局それが一番自由です。

あっけないほどシンプルな機材。しかしカメラボディは満身創痍。写真のドローンは昔、ウユニ塩湖で塩漬けになって故障したMavic Pro。「神秘の絶景アジア」では、Mavic 2 Proで撮影している。

ーームービーのほうの撮影は4Kですか?

 基本4Kで撮影しています。

ーー編集は帰国してからまとめてやるって感じですか? それとも途中で素材整理しているんでしょうか?

 行ってる途中で素材の整理をしながらですね。タイムラプスをよく撮影するので、タイムラプスを一本の映像に仕上げるくらいは現地でやったりします。

ーー撮影場所の情報はどうやって決めるんですか? そこが重要だと思いますが。

 ウェブで絶景ポイントの写真を何枚も観てここの画角が良さそうだなと見当をつけます。あとインスタグラムで検索して画角を調べるぐらいですね。あとは現地に行ってからです。初日はロケハンも兼ねて撮影しながらって感じですね。

ーーシンフォレストさんからパッケージが出るのは今回が2本目ですが、最初の旅は、出版の予定があったんですか?

 いえ、ありませんでした。最初の中南米を旅している途中で、知り合いがシンフォレストさんと繋がりがあって、たまたま僕の話が出て、その映像を見ていただいてオファーをいただきました。今回のアジア編は事前に打ち合わせをしました。

 ただ私の場合は、出版の目処がたっているかどうかは関係なく、旅が先にありきで、プラスαでパッケージが出版できれば嬉しいなという感じです。撮影がメインではありますけど、撮影しない場所もよく行きますし。

ーーちなみに撮影はLogですか?

 いえ、EOSのほうは、ピクチャースタイルで「風景」をベースにその場で調整して、最終的にはEDIUSで調整しています。ただ、ドローン撮影はLogですが。

ーーあ、編集はEDIUSなんですね。たしかにEDISUはエンドロールでは定番ですね。

 もともとそれから入ったのでEDIUSしか使えなかったのですが、最近はプレミアも使えるようにしてます。

ーー今は撮られたものはYouTubeとかインスタに出されていますが、旅の途中でも出しているんですか?

 旅の途中でも出してます。人気がある場所だと結構観てもらえています。インスタは反応がありますね。僕のインスタは全部映像に特化しているので、最近はVlogをやっている方がフォローしてくれます。

ーー実はVIDEO SALONの11月号でVlog特集を組んでいるのですが、逸見さんのインスタを拝見して、Vlogでこういう撮影をしたいと思っている人は多いのではないかと思いまして。

 はい。よくメッセージがきます。Vlogやってるんですけど、機材何使ってますかとか(笑)。

ーーやっぱりそうですよね。逆に逸見さんはYouTubeでVlogやろうとは思わないんですか?

 ちょっと考えてますね。絶景を撮影してる風景を撮ったら面白いかもしれないし、その撮影の裏側をVlogで見せていってもいいですよね。旅の途中の動画も含めて面白いかなと思っています。

ーー楽しみにしています。ありがとうございました。

 

絶景ビデオグラファーHENMI http://hideyukispicy.com/

絶景ビデオグラファー逸見秀幸のinstagram  https://www.instagram.com/henmi_hideyuki_videography/