【NAB2009】パナソニック・CMOS用フラッシュバンド補正技術


 パナソニックはNAB2009において、MOS撮像性能を向上する「フラッシュバンド補正技術」を開発したことを発表。この技術はすでに発売されているP2カメラレコーダーAG-HPX305に無償ダウンロードにより、ファームウェアアップデートで搭載される予定。ダウンロードは本年夏ごろの予定。


◆MOSの問題
MOS(CMOS)センサーは、画素のラインごとに順次露光スタートし、順次読み出していく方式(ローリングシャッター)のため、動きの早いものやパンなどをした場合に、縦線が歪むなどの特徴があった。またその原理のため、フラッシュがたかれたときに上下で画面が分割されたように見える症状「フラッシュバンド」が現れることが指摘されていた。
mos01.jpg
▲フラッシュバンド現象。フラッシュがたかれたときに、半分だけ明るく、半分が暗いという1コマが現れることがある。
◆実は既発売のHPX305で対応が可能になる
 AG-HPX305には新開発のカメラ信号処理LSIが搭載されており、高精度フラッシュバンド検出処理のフラグ信号にもとづき、フラッシュバンドがおきた画面およびその前の画面の信号をもちいて補正する「フラッシュバンド補正(FBC)」が可能になる。フラッシュバンドが現れたペアのフレームを加え合わせる処理をすることで、1枚の画面全体にフラッシュがあたった画像を作成し、従来のCCDと同じ見え方を実現するというもの。
mos02.jpg
 この機能を含むAG-HPX305のアップグレード用ファームウェアを、ウェブサイトにて本年夏ごろダウンロード可能になるという。
mos03.jpg
▲AG-HPX305
□問い合わせ先:パナソニック株式会社AVCネットワークス社システム事業グループ
 06-6901-1161(代表)
 panasonic.biz/sav/