ブラックマジックデザイン、IBC2011にて
Intensity Extreme、DaVinci Resolve8.1など新製品を発表


 ブラックマジックデザインは9月9日~13日にかけてオランダで開催されたIBC2011において、以下の製品を発表した。

Intensity Extreme

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価格:US299ドル
2011年第4四半期発売予定

 高速データ転送を誇るThunderbolt接続に対応したビデオキャプチャー製品。MacとThunderboltで接続し、本体に接続したビデオ機器からのHDMIキャプチャー・再生、アナログコンポーネント/NTSC/PAL/Sビデオ/アナログ音声キャプチャー・再生に対応する(アナログビデオ/音声用にはRCAタイプのブレイクアウトケーブルを使用する)。ビデオカメラで記録せずスルーアウトのビデオ信号を直接キャプチャーするため、HDV/AVCHDの画質を超える非圧縮映像を扱うことができる。対応キャプチャー・再生フォーマットはDV/DVCPRO HD/HDV/オンラインJPEG/ProRes/非圧縮。
筐体は航空機に使用されるレベルの高品質なアルミを加工したもので、エレガントなデザインかつ、頑丈な作りになっている。Thunderbolt接続により、Macからの電源供給にも対応する。
 また、HDMI/アナログビデオ出力を使って、大画面テレビやプロジェクターに接続しながら編集をモニタリングすることが可能。これまでマルチレイヤーの複雑なリアルタイムエフェクトをFireWire接続したHDVカメラで再生するのは、コンピュータの処理スピードの問題で難しかったが、Intensity Extremeを使ってモニターに出力すれば解決できるようになる。リアルタイムエフェクトに対応する編集ソフトはFinal Cut Pro 7、Premiere Pro。
 1080HD、720HD、NTSC、PALフォーマットを瞬時に切り替え可能。また、Premiere Pro、Final Cut Pro 7、After Effects、Photoshop、QuickTimeベースのソフトウェアと完全な互換性を持つ。

ATEM Studio Converter

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価格:US1995ドル
10月発売予定

 ライブプロダクションに最適な、ラックマウント型の双方向光ファイバー/SDIクアッド・コンバーター。4系統の独立した光ファイバーを1Uラックサイズの筐体に搭載し、トークバック機能を搭載。本体前面に標準のマイクとPC用ヘッドセットのコネクターがあり、ヘッドセットを繋ぐと4系統の光ファイバーを介して音声でやり取りすることができるため、4台のカメラを接続して、ディレクターが各カメラマンに音声で指示を出すといった使い方が可能になる(光ファイバーの接続は最長25kmまで対応)。カメラを4台以上接続する場合は、標準のBNCアンバランスAEU/EBUトークバックループを使用すれば、ATEM Studio Converterを1台追加するごとに通信できる人数を4人増やすことができる。
 また、光ファイバーをHDMI・SD/HD-SDIに変換して出力し、プロダクションスイッチャーやモニターに接続するといった使い方も可能。音声は光ファイバーからデエンベデッドされるので、AES/EBU出力からオーディオミキサーへ送信もできる。

Windows版 DaVinci Resolve

2012年第1四半期発売予定
 Mac・Linux用のカラーグレーディングツールDaVinci Resolveが、Windowsにも対応した。3つのOSに対応したことで、さまざまなハードウェアでDaVinci Resolveを使用できるようになり、GPUを数多くのオプションから選択可能になる(Windows版は最大16GPUまで対応)。
 Windows版は現行のMac OS X版DaVinci Resolveの全モデルに同梱され、ソフトインストール時に使用したいOSを選択する。ソフトを新たに追加購入しなくてもOS間を移動しながら使用できるため、事務所ではマルチGPUのWindowsデスクトップPCを使用し、ドングル(ハードウェアキー)を抜いてから、撮影現場ではMacBook Proを使用するといったスタイルも可能になる。また、現行ユーザーはMac OS X版を購入していれば、同一のドングルをWindows版でも使用できる。

DaVinci Resolve 8.1

9月より無償アップデート対応
 カラーグレーディングツール・DaVinci Resolveに様々な機能を追加したソフトウェアアップデート。DaVinci Resolveユーザーは無償でアップデートできる。
 新機能としてレイヤーノード・コンポジットエフェクトを追加。この機能により、カラリストはadd、subtract、difference、multiply、screeen、overlay、darker、lightenなどの効果をつけることができ、さらにクリエイティブで精密なグレーディング作業を行えるようになる。
 また、Avid Media ComposerユーザーのためにAvid AAFインポート/エクスポートに対応。DaVinci ResolveとAvid Media Composerの間でラウンドトリップが可能になり、数多くのエフェクトをソフトウェア間でインポート/エクスポートできる。Final Cut Pro 7とのラウンドトリップも強化され、クリップごとにイメージサイジングのデータを選択してインポートできるようになった。
 その他、グレーディング用のコピーコマンド、EDL機能のアップグレードなども新しく追加。映画芸術科学アカデミー(AMPAS)の技術委員会が推進しているカラースペース「ACES」とファイルフォーマット「IIF」にも対応する。
 ハード面ではアップルのMacBook Pro 15インチやブラックマジックデザインのUltraStudio 3Dと完全な互換性を確保している。
 

SmartView HD

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価格:US895ドル
2011年第4四半期発売予定

 17インチのLSDディスプレイを搭載したフルHDラックマウントモニター。6Uラックサイズ、奥行き1インチ以下のコンパクトな筐体で、SD/HD/3G-SDI入力に対応。ディスプレイはイーサネット経由でパソコンからリモート調整できるので、複数台を設置したスタジオ等でも遠隔操作でひとつひとつメンテナンスを行える(Windows/Mac OS X対応のソフトウェア・コントロールパネルを同梱)。アナログ機器と違い、フルデジタルなので時間が経っても再調整する必要もない。
 また、ライブ中継に便利なタリー機能を搭載。スクリーンごとに赤・青・緑の3色のタリーが独立してあり、オンエア状態以外の情報も伝えることができる。

HyperDeck Shuttle Mounting Plate

価格:US99ドル
 発売中のHyperDeck Shuttleをビデオカメラに直接マウントしたり、アクセサリーをHyperDeck Shuttleにマウントすることができるアクセサリープレート。HyperDeck Shuttleに標準で付属するゴム製プレートを外し、このマウントプレートに付け替えるだけでいい。1/4インチと3/8インチのネジが付いており、三脚やレールマウントキット、コールドシューマウント、アーム、マイクスタンドなどに取り付けることができる。