往年の名機の名を受け継ぐデジタル一眼オリンパス・ペンE-P1


オリンパスイメージングはマイクロフォーサーズ・システムに準拠したレンズ交換式のデジタルカメラ、オリンパス・ペンE-P1を発表した。往年のハーフサイズカメラの傑作「ペン」の名前と設計思想を受け継いだ「マイクロ一眼」で、動画撮影機能も搭載する。レンズは2種類が用意され、レンズキット(ツインキットを含め3種)は7月3日発売。ボディのみの販売(受注生産)も行われる。


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   E-P1シルバーボディ+17mm                 E-P1ホワイトボディ+14-42mm

オリンパス・ペンといえば、1959年の発売以来、世界中で累計約1,700万台を出荷したハーフサイズカメラの名機。オリンパスは満を持して投入する小型デジタルカメラに、この名を与えた。オリンパス・ペンE-P1はマイクロフォーサーズ規格に準拠したレンズ交換式デジタルカメラで、レンズ交換ができるという点では63年発売の「ペンF」の流れを引くモデルと言える。ミラーレス構造の採用によりボディを小型化する一方、金属外装とすることで上質感を与え、「ペン」らしいイメージを演出している。ボディカラーはシルバーとホワイト(それぞれグリップ部分はブラックとブラウン)の2色を用意する。
手ブレ補正とゴミ落とし機構を内蔵
E-P1が採用する撮像素子は4/3型ハイスピードLive Mos。有効画素数は1230万画素で、ISO6400の高感度撮影に対応。センサーシフト式の手ブレ補正機能や、超音波振動により付着したホコリを落とすSSWF(スーパーソニックウェーブフィルタ)を備えている。このセンサーとM.ZUIKOの高精度なレンズの実力を引き出すのが、新開発の画像処理エンジンTrue Pic V(ファイヴ)。自然な色と高い解像感を静止画とHD動画でも得られる。
3.0型のHyper Crystal LCD液晶を採用した液晶ファインダーは、視野角176度。光の反射を抑える特殊コートを施して視認性を高めている。また、デジタル水準器を備え、カメラの「あおり」と「水平傾き」に対応した2方向の水準器表示が可能だ。
720p動画撮影機能を搭載
静止画撮影(記録方式はJPEGとRAW/12bitロスレス圧縮)の他に、動画撮影機能も搭載していることがE-P1の目玉のひとつ。ビデオカメラよりも大きなCMOSがもたらすボケ味が、ビデオカメラとは一味違うデジタル一眼ならではの映像表現を可能にする。720pのHDモードと480pのSDモードで、フレームレートは30fps、記録方式はAVIのMotion JPEGとなる。なお、動画撮影中はフォーカスはオートとなり、露出や絞りの設定変更は行えない。
また、動画撮影時の最後のコマを静止画記録するモードや、動画と静止画を組み合わせたスライドショー再生の機能も備えている。さらにアートフィルタームービー機能により、アーティスティックな効果を静止画だけでなく動画にも与えることが可能で、映像表現の領域をより一層広げている。鮮やかでメリハリの利いた発色の「ポップアート」や、ソフトフォーカスによる幻想的な印象の「ファンタジー」など、6つのモードがある。
動画撮影時の音声記録も可能。非圧縮デジタル録音形式リニアPCM(WAV)を採用し、16bitステレオ方式による高音質な録音ができる。本体にはモノクロマイクを備える。
動画撮影にさまざまなレンズを使う楽しみ
E-P1用のレンズとして、35mm判換算で28-84mmのズームレンズ(M.ZUIKO DIGITAL ED 14~42mm F3.5-5.6)と、単焦点のパンケーキレンズ(M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8/35mm判換算34mm)が用意されている。パンケーキレンズは22mmという薄さが魅力、ズームレンズも独自の沈胴機構により未使用時の厚みを43.5mmに抑えている。
2種類の専用レンズだけでなく、マウントアダプターの使用により、さらに多くのレンズが使用できる。フォーサーズレンズ用のMM-1とオリンパスのOMレンズ用のMF-2の2種類のアダプターがラインナップされ、レンズ交換の楽しみを広げてくれる。
レンズ以外にも、フィルターやボディジャケット、ストラップ等、アクセサリーを豊富に揃えている。内蔵ストロボがない代わりに、小型ながら充分な光量を持つ外部ストロボFL-14を用意する。また、光学ビューファインダーはなく液晶を見ながら撮影する形になるが、パンケーキレンズには専用の外付けビューファインダーも用意されている。
デザインコンセプトは大きく異なるが、動画撮影ができるマイクロフォーサーズ規格のコンパクトなデジタル一眼ということでは、パナソニックのGH1と比較する人も多いだろう。GH1が本格的にムービー機能を謳っているのに対し、E-P1は、動画はあくまでおまけ。同じマイクロフォーサーズカメラながら、両者のコンセプトはまったく異なる。あくまで静止画メインで、たまには動画もいいかも、という人向けのカメラだ。


オリンパス・ペン E-P1 レンズキット オープン価格(推定10万円前後)
オリンパス・ペン E-P1 パンケーキキット オープン価格(推定11万円前後)
オリンパス・ペン E-P1 ツインレンズキット オープン価格(推定13万円前後)
オリンパス・ペン E-P1 ボディー (受注生産 /7月下旬発売予定) オープン価格(推定9万円前後)
7月2日まで購入予約するともれなくフォーサーズアダプターか8GBのSDHCカードがプレゼントされるキャンペーンを実施中。
http://olympus-imaging.jp/