株式会社デジタルエッグ、「Davinci Resolve」でグレーディング業務を開始


 ブラックマジックデザインは、テレビCMを中心に映像作品のフィニッシュワークを行うポストプロダクション・株式会社デジタルエッグが「Davinci Resolve for Mac」でグレーディング業務を開始したと発表した。「Davinci Resolve for Mac」は世界中で使用されているノンリニアカラーコレクションシステム。同社はオフィス7Fに「grading room」を新設し、1カ月のトレーニング期間を経て業務を本格的に稼働させている。
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左:大田氏/右:齋藤氏


 同社の制作技術部主任・テクニカルディレクターに就任した大田徹也氏は次のように語っている。「色をいじるということに関して、Resolve はアナログな感覚で見たままに変えられる楽しさがあります。今まではタブレットペンを使ってのカラコレ作業でしたので、どうしてもモニターとハケモニ以外に操作画面を見ないと操作できませんでしたが、今では顔を上げたまま操作できるので、本当に使いやすいです。2つトラックボールを一緒に触ったり、微妙なニュアンスのグレーディングもできて、まさにコントロールサーフェスあってのResolve という感じがします」。大田氏は長年、Quantel やAutodesk等のシステムでオンラインエディター/コンポジターとして活躍しており、編集経験者としてグレーディングを行うことに関して「14年間、編集/コンポジットをしてきたので、編集を見越した色作りを提供できます。しかも弊社にお越し頂ければ、全てのことが社内で完結できるので、ワークフローとして非常にメリットがあります」と述べている。
 制作技術部長の齋藤孝博氏によると、Davinci Resolveの導入にあたりシステムを色々検討したが、Resolveはファイルベースワークフローの起点になり、フリーランスのカラリストがシステムを熟知しているためニーズが高いと判断して導入したという。また、Mac版はProResに対応しているのも利点のひとつだと語っている。
 また、常務取締役の植山耕成氏は次のように語っている。「弊社はCM を中心としたポストプロダクションの中で、グレーディングに参入した会社の先駆けとなっています。当初は、グレーディングする予算のない作品の受け皿として、コストパフォーマンスの高い小ぶりのgrading room を作ったのですが、予想に反してあらゆる作品に対応させていただいています。フリーのカメラマンやカラリストさんにも非常に好評で、オープンしてあっと言う間に弊社のgrading roomが浸透し、私も驚いています。キャンペーン期間も大好評で終わりましたが、今月もフル稼働で、正直Resolve を我々で独り占めにしたいくらいです。現在は、撮影素材を持ち込んで頂ければ、弊社でグレーディングからフィニッシングまでのワンストップサービスを提供できます。今後は増設も考慮に入れて、さらに撮影現場でもResolve を利用して、ワークフロー全体をカバーしていきたいです」
DaVinci Resolve
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ブラック・マジック・デザイン
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株式会社デジタルエッグ
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