カノープスよりビデオ編集ソフトEDIUS Proの新バージョン4.5とEDIUS ProをベースにしたEDIUS Neoが登場。Proはプロフェッショナル業務向け、Neoは、ハイアマチュア、クリエイター向けで、EDIUS 3 for HDVの後継にあたる。両ソフトとも、トムソンおよびグラスバレーグループのフォーマットに則って、新GUIを採用した。7月下旬発売。EDIUS Pro version 4.5は、EDIUS Pro version 4.0 に対するアップデートモジュールでの提供(無償)。EDIUS Pro version 4.5 としてのパッケージ販売は当面は予定していないという。EDIUS Neoは31,290円(税込み)、乗り換え版は24,990円(税込み)。
◆ユーザーインターフェイスを一新
EDIUS Proのバージョン4.5では、ユーザーインターフェイスを一新。アイコンの視認性を高めるなど操作性の向上を図った。扱えるファイルは大幅に増え、AVCHDは従来のAVCHDコンバーターなしでネイティブファイルをインポートできる。またパナソニックP2の新しい映像圧縮方式AVC‐Intraにも対応(別途オプションが必要)。ソニーのHDVカメラV1Jの24P、30Pのファイルもそのまま編集できる。ソニーのHDDユニット、HVR-DR60ではファイルサイズの制限によって途中で切断されたファイルも1ファイルとしてインポートすることができる。またタイムラインから直接DVDビデオに出力可能なオーサリング機能、DAWおよびコンポジティングシステムとの連携を可能にし、アフター・エフェクツ、プロツールスなどの再編集を実現した。
◆Proと同じエンジンを使用したEDIUS Neo
EDIUS Neoは、ハイアマチュア向けのHDV編集ソフトとして定評があったEDIUS 3 for HDVの後継にあたる。Proの基本性能を受け継いだエントリーモデルでウィンドウズ・ビスタに対応した。インターフェイスのデザインも新しくなり、Pro 4.5と近いものに。AVCHD、HDV素材の混在編集も可能で、Speed Encoder for HDVによりHDVへの高速出力を実現。メニュー付きDVDビデオ作成も可能になった。
*ビデオサロン8月号(7月20日発売)にて詳しくレポートする予定です。