8月1日に作品公募を開始したアジア最大級の国際短編映画際「ショートショート フィルム フェスティバル&アジア2012」。米国アカデミー賞短編賞ノミネート選考対象となるオフィシャルコンペティションのほかに、テーマ別コンペティションの募集も行なっている。今回、新たにCG部門が設立され、4つの部門で作品を募集する。応募締切はすべて2012年1月16日(消印有効)。
【第5回 ストップ! 温暖化部門】
2008年に環境省とともに設立した地球温暖化をテーマにしたコンペティションで、年々注目度が高まっている。2011年度は全世界から280本を超える作品が寄せられ、「SiRoKuMa/シロクマ」(片岡翔監督)が優秀賞(環境大臣賞)・オーディエンスアワード・J-WAVEアワードをトリプル受賞した。トリプル受賞は映画祭始まって以来、初の快挙。
「SiRoKuMa/シロクマ」優秀賞(環境大臣賞)、J-WAVEアワード、観客賞をトリプル受賞した片岡翔監督(中央)。左から審査員の江守正多氏(気象学者)、環境省 地球環境局・鈴木正規局長、一人おいて審査員の黒谷友香氏(女優)、石原良純氏(俳優/気象予報士)。
〈テーマ〉 地球温暖化とその対策。地球温暖化に対する正しい理解を広め、その防止のための行動につながるような作品を募集。
〈制作国〉 すべての国が対象。制作国については、①監督の国籍 ②制作が行われた国 ③作品で使用されている言語 ④出演者の国籍 ⑤制作費の出資源 等の条件をもとに判断し実行委員会で決定。
〈上映時間〉 25分(エンドロール含む)
〈制作年〉 不問
〈賞〉 後日発表
【旅シヨーット! プロジェクト】
2010年にスタート。観光庁をプロジェクトパートナーとし、日本の観光振興を目的としたプロジェクト。日本の魅力を描写する作品、日本各地域の元気な姿を描写した作品、見た人が旅に行きたくなるような作品を募集。2011年度は86本の応募があり、7本が入選、優秀賞に山口洋介監督「TOURISM HOKKAIDO『街』」が選出された。
優秀賞(国土交通大臣賞)を受賞した「TOURISM HOKKAIDO『街』」の山口洋介監督(中央)。左から審査員の中島信也氏(CMディレクター/映画監督)、賞の授与を行なった観光庁・山田尚義審議官、一人おいて審査員の菊川玲氏(女優)、セイン・カミユ氏(タレント/俳優)。
〈テーマ〉 旅っていいな」、「旅がしたくなった」、「日本に行きたくなるね」をキーワードに、日本の旅、日本の魅力を描いた作品。また東日本大震災を受けて、「日本を元気に、旅で笑顔に。」をキーワードにした、旅や地域の魅力を描いた作品も募集。
〈制作国〉 日本国内で撮影された作品に限る。作品制作者の年齢・国籍は不問。
〈上映時間〉 20分以内(エンドロール含む)。
〈制作年〉 不問。
〈賞〉 優秀賞(環境大臣賞)60万円、オーディエンスアワード20万円
※関連作品として、2010年特別製作作品「青春マンダラー」(田嶌直子監督)、2011年度優秀賞(国土交通大臣賞)受賞作本「TOURISM HOKKAIDO『街』」(山口洋介監督)が視聴可能です→
【ミュージックShort部門】
2010年よりスタートした、音楽と映像の融合で起こる化学反応により新しい映像世界の創造を目指す部門。プロのミュージシャン・レコード会社の協力により提供された楽曲を使って、オリジナルのショートフィルムを作ろう!
〈テーマ〉 映画祭指定楽曲(エントリー曲)を使用した映像作品。1作品につき1曲の使用とし、曲の総尺の1/3以上を使用すること。映像作品中のどこで使用するかは自由。指定楽曲は2011年8月1日~12月15日まで随時追加・更新される。
楽曲リストはこちら→
〈上映時間〉 10分以内(エンドロール含む)。
〈制昨年〉 2011年8月1日以降に完成した作品。
〈賞〉 後日発表
【CG部門】(新設)
2011年度はデジタルハリウッド(株)との業務提携、コラボレーションにより、「CGプログラム」を実施。2012年度は、CG技術が高く評価される日本から世界に向けてCGクリエイターの才能発信を行なうべく、コンペティション部門を新設。さらに幅広く世界各国からもフルCGアニメーションの作品を募集。
〈テーマ〉 フルCGにより制作された作品、ジャンルは不問。作品のストーリー性に加え、CGの特性を活かした表現の新しさ、視覚演出などの技術を審査対象とする。
※米国アカデミー賞ノミネート候補対象となるには、オフィシャルコンペティションへのダブルエントリーが必要。
〈上映時間〉 25分以内(エンドロール含む)。
〈制昨年〉 2010年6月以降に制作された作品。ジャパンプレミア(日本初上映)規定は適用しない。
〈制作国〉 全ての国。
【応募方法】(全部門共通)
〈フォーマット〉 全フォーマット対象、応募はDVDにて。 作品が入選した場合には、 応募作品のNTSC HDCAM、HDV、Digi-Betacam、BETA SP、DV-Cam、 もしくはMini-DVテープの提出が必要となる。
〈字幕〉 英語と日本語以外の言語が使用されている作品は、オリジナル言語の対訳の英語字幕をつけること。
〈応募フォーム〉 公式WEBサイトより、オンライン応募フォームにアクセス、全項目記入のうえ送信。 1作品以上を同時に応募する場合は、各作品をそれぞれ別の応募フォームに記入すること。
〈作品の送付〉 応募作品DVDに応募確認書のコピーを同封し、発送。送付先は下記のとおり。
〒163-0990 東京都新宿区西新宿2-3-1 新宿モノリス B1F MBE 707
ショートショートフィルム フェスティバル & アジア
※応募DVDの返却は不可。発送の際に、プレスキットやその他関連資料は同封しないこと。
〈応募締切〉 2012年1月16日消印有効。
〈結果発表〉 選考結果は2012年3月末までに、全応募者に対して電子メールにて告知。
問:ショートショート フィルム フェスティバル&アジア公式サイト http://www.shortshorts.org