ソニーはNAB2016に合わせて、デジタルシネカメラPMW-F55専用のポータブルレコーダー、AXS-R7を発表した。これまでのRAWレコーダーR5のユーザーからは、F55で4K/120p撮影がしたい、ドキュメンタリーなどで4Kキャッシュレックが使用したいという声が寄せられていた。
AXS-R7では、4K/120fps収録に対応。秒数制限なしの連続収録が可能。RAWキャッシュレコーディングにも対応し、RECスタートから最大30秒戻り(24P時)記録することができる。


ポータブルメモリーレコーダー
ソニー
AXS-R7
800,000円(2016年夏発売)

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また、R5からの改善ポイントとしては、RECスタートからのレスポンスを改善(R5では若干のディレイがあった)。メタルボディで堅牢性を向上させ、電子パーツと排熱機構を分離した設計で、防塵防滴性能を向上させている。
 記録メディアはAXS-AS48シリーズで、512GBと1TBの2種類。書き込み、読み出しともに4.8Gbps(600MB/s)を実現する。こちらも同時発売になる。
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▲PMW-F55と組み合わせた状態。ガタツキをなくしている。
  F55はファームアップを繰り返すことで、進化を続けており、夏にリリースされるVer.7ではBT.2020の色帯域にも対応。本体記録のXAVCの4Kも4K/30pは、従来のXAVC Class 300(300Mbps)だけでなく、XAVC Class 480(480Mbps)の高画質モードが加わった。
  ちなみにR5は併売となる。HXR-IFR5を介してのFS7/FS700のRAW記録では、引き続きR5のほうを利用することになる。