『旅カメラ』として人気を博したTG1の後継機ソニーHDR-TG5Vが登場。4月20日発売で市場想定価格13万円。
◆『旅カメラ』としての精度をよりブラッシュアップ
昨年4月に登場し、チタンボディの高級感溢れる『旅カメラ』として幅広い人々に支持されたTG1。その後継機にあたるのがこのTG5Vだ。見た目は前モデルとあまり変わらないように見受けられるが、サイズもやや軽量化し、極力ネジ構造を少なくするなど実はいくつかの変更点がある。さらに、旅カメラとして磨きをかけるべく追加された新機能もある。
まずは、旅にはうれしいGPS機能をカメラ本体に搭載。撮った後も地図から選んで再生できる『地図インデックス』が加わった。旅先で地図代わりにもなり、自動時刻補正も付いているので海外旅行などで時計を設定する手間が省ける。さらに、付属ソフトの『ピクチャー・モーション・ブラウザ』を使えば撮影した動画を地図ベースで管理することができる。
そして、TG1ではワイド側の狭さの解消を望む声が多かったが、それに応える形で別売のワイコンが登場。広大な砂浜や移動する車や列車の中など旅行では何かと広角で撮りたいシチュエーションが多いので重宝するはず。自分撮りをする場合などにもおすすめだ。
それから何気にうれしいのが16GBの内蔵メモリーも追加されたこと。旅先でメディアを忘れてしまったことに気づいてもも大丈夫。内蔵メモリーだけで最高画質で約2時間弱は撮影できる。内蔵メモリーからメモリースティックへのリレー録画には未対応というのは、少し残念だが、TG5Vは旅のお供に連れていくには、より心強いカメラになった。
◆TG5Vで注目なのはココ!
専用ワイコンが登場
▲機動力の高いコンパクトカメラだからこそうれしい専用ワイコンVCL-HGE07TB(12,600円)。ワイド端43mmが30mm相当に広がる0.7倍。上からスライド式で装着する。
◎GPSを搭載!
▲『旅カメラ』にはぴったりのGPS機能を本体に搭載。写真は撮影した動画と位置情報と同期させて、地図上で撮影した動画を楽しむことができる「地図インデックス」。
◎16GB内蔵メモリー搭載!
▲16GBのメモリーが内蔵されるので、旅先でメディアを忘れた場合でもカメラだけで撮影することができる。最高画質で2時間撮れる。
◎UIが新しくなった!
▲UIも新しくなった。上写真の「マイメニュー」ではよく使うメニューを割り当てることができる。その他にも再生画面が一新されたり、新たに操作バーが加わったりといった改良点がある。
◆ステキなソフトケースも登場
▲左はTG1にも使えるLCS-TGB(4,935円)。さらにワイコンやバッテリー、充電キット、カメラを入れたLCS-TGBをそのまま収納できるLCS-STA(5,985円)も登場。
◆主な仕様
・イメージセンサー:1/5型EXmor CMOSセンサー
・総画素数:236万画素 (動画撮影時有効画素数:143万画素 16:9時)
・ズーム:光学10倍 デジタル120倍
・焦点距離(35mm換算):f=3.2~32mm(43mm~507mm、動画16:9時)
・外形寸法:幅30×高さ117×奥行62mm
・本体質量:約230g(バッテリー使用時)
・液晶モニター:2.7型 21.1万ドット タッチパネル式
◆ハイビジョン録画モードと記録時間(16GB内蔵メモリー)
FHモード(16Mbps) 約1時間50分
HQモード(9Mbps) 約3時間40分
SPモード(7Mbps) 約4時間35分
LPモード(5Mbps) 約6時間10分
□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200904/09-0402/