フォトキナ2016において、パナソニックは待望のGHシリーズの後継機、GH5を開発発表した。コンパクトなデジタル一眼としては初めて4K/60p動画撮影に対応。一眼系としては初の4:2:2 10ビット 4K動画記録にも対応するという。
GHシリーズは、動画ユーザーの絶大なる支持を集めてきた。特にGH4は4K/30p本体撮影を実現したただけなく、HDMIからは4:2:2 10bit出力を可能にし、さらにハイスピード撮影、オプションでのLog撮影など、動画向けの機能をとことん強化。ハイコストパフォーマンスモデルとしてプロやハイアマチュアの動画ユーザーを中心に使われてきた。
新製品のGH5では、パナソニックが得意とする信号処理技術、熱処理技術をさらに進化させ、ミラーレス一眼として世界で初めて4K/60p動画撮影、および4:2:2 10ビット 4K動画記録に対応した。従来の「4K PHOTO」機能は格段に進化し、約8メガで秒間60コマ(従来30コマ)の超高速連写が可能になる。またフルハイビジョンの約9倍に相当する約18メガの画素数を有する、秒間30コ マの超高精細映像から、決定的瞬間を写真として切り出すことができる「6K PHOTO」も可能になる。詳細なスペックは明らかにされていないが、センサーの有効画素はおそらく18M前後ということになるだろう。6Kは横6000、縦3000前後とアナウンスされており、4:3もしくは3:2になる。記録可能な秒数も明らかにされていない。
4K撮影時にフレームレートによってクロップされるかどうかは未定。
ボディはGH4のイメージはそのままに、ややボディの厚みが増した印象。
発売は2017年春の予定。
レンズ2本も参考出品された
また同時に高性能かつコンパクトな「LEICA DG VARIO- ELMARIT F2.8-4.0」シリーズとして、新たに開発中の12-60mm、8-18mmおよび50-200mmも併せて参考出品された。
標準ズームの12-60mm/F2.8-4.0は、2017年春、発売予定。
広角ズームの8-18mm/F2.8-4.0は35mm判換算で16-36mmをカバーする。2017年以降、順次発売予定。
これ以外に望遠ズームの50-200mm/F2.8-4.0も開発発表された。2017年以降順次発売予定。