マンフロットは定番のカメラバッグ、CCシリーズをリニュアル。6月30日から発売する。
ビデオカメラ用のカメラバッグの定番といえば、マンフロットのCCシリーズ。これはKATA時代から続くもので、ふと気がつくと東京の地下鉄などで一番見かけるビデオカメラバッグといえばこれ、という時代になって久しい。KATAがマンフロット傘下になり、ブランドもKATAからマンフロットに変わっていたが、ベースの設計はKATA時代から引き継いだものだった。
しかし昨今、映像制作機器も様変わりしてきた。一番大きい変化はレンズ交換式のものが増えてきたこと。交換レンズをいくつか入れるとなると、ビデオバッグはそれを想定していないので、フォト用カメラバッグを使っていた人も多いはずだ。
また、ビデオカメラの形状自体も変化してきている。幅が細く、長く、インラインスタイルだったビデオカメラが、液晶パネルが大きめになり、しかもそれがハンドルの上に付くようになり、そのハンドルにマイクホルダーもあるので、バッグの高さ方法が足りないというケースも増えてきた。また、液晶パネルやマイクホルダーのために出し入れがしにくいということもあった。さらにデジタル一眼でリグを組むというケースでは、リグを組んだまま収納したいという要望もある。
マンフロットでは、そういった撮影機材の変化に合わせて、CCシリーズの191、192、193、195をリニューアルは。197だけは継続となる。
それぞれ高さと奥行きを変更し、レンズ等のアクセサリー収納に便利な仕切りも追加。間口を広げ、出し入れしやすくし、ポケットは拡張式にしてケーブルやリグパーツの収納に対応した。
バッグ内の仕切りも改善。交換レンズの収納を考慮して、グレーは折り曲がらないタイプ、赤は形状に合わせて曲げられるタイプの仕切り。3層構造のクッションでカメラ機材をしっかり保護。
ポケット部は、拡張式のマチ付きで、リグやリモコン、ケーブルの収納に便利。
アルミフレームで軽量化にも配慮(192N、193N、195N)。長方形のバッグは長辺部分を支えることで、形状がより安定し、衝撃にも強くなる。フレームでバッグ全体の構造を強化している。間口を広げ、カメラの出し入れがスムーズにできる。
●ラインナップ
PL CC-191N 25,000円
PL CC-192N 35,000円
PL CC-193N 38,000円
PL CC-195N 40,000円