2010年8月28日(土)と29日(日)の2日にわたり、7回目となる「24時間映画祭」が開催される。参加チームは開催当日に与えられる「人・物・場所」にまつわるテーマをもとに、24時間の制限内でショートフィルムを製作する。
2年ぶりの復活
24時間以内に与えられたテーマをもとに短編映画を作るという、世界的に見てもユニークな映画祭。そのテーマは開催当日までナイショ。その場で与えられたテーマ(人・物・場所)の要素を作品に盛り込むことが必須条件となる。シナリオ作りからロケハン、撮影、編集、音入れまでをこなし、24時間で作品を完成させなければならない。
この「24時間映画祭」は2006年にスタート。発端は2001年にアメリカのクリエイター、マーク・リューベルがスタートさせ、瞬く間に人気イベントとなった「48時間映画祭」。その模様を偶然テレビで観たCMディレクターの嶋崎直登さんが、その面白さに日本での開催を決意。門戸を広げるため土日2日での参加が可能な24時間の形にアレンジして始まった。
東京を皮切りに、大阪や甲府、北九州などでも開催され、全国から参加者が集まるようになり、「常連」も出始めた。そんな矢先、創設者の嶋崎さんが08年にがんのため40歳の若さで急逝。この年の宝塚大会(第6回)を最後に休眠状態に入っていた。しかし、嶋崎さんの婚約者で、会の運営にも関わっていた和久井直生子さんが再開を決意、ともに運営に関わってきた仲間も集まり今回の開催にこぎつけた。
TwitterとUSTREAMで制作現場を中継
今回から、新たな試みが行われる。参加全チームにiPhone 3GSが渡され、制作中の模様をTwitterとUSTREAMでライブ配信する。普段はあまり見られない、映画制作の様子や制作者のひきこもごもを見聞きできる。映画制作には直接関わらない「見学」の参加者も、文字通り24時間参加可能になるのだ。
いよいよ8月28日の正午にスタート! 29日の正午まで、アツく楽しい映画作りが行われる。一般の参加が可能な上映&表彰パーティーが8月29日、デジタルハリウッド東京校(千代田区駿河台2-3)にて、18:00~21:00開催される。入場料1,000円(ポップコーン、ドリンク付き)
公式サイト : http://www.24eiga.com