11月2日(日)、フジヤエービック主催で、本誌でおなじみの菅原安さんのネイチャー撮影セミナーが開催されました。連休中にも関わらず、予約でいっぱいになり大盛況。そのレポートをお届けします。
野鳥や昆虫撮影で活躍するプロビデオカメラマンの菅原安さんのセミナー。
まずは、プロの目で見ても充分な画質だという、フィールドスコープとコンパクト・ハイビジョンカメラを組み合わせたコリメート撮影方法を実機をもとに紹介です。コーワの新しいスコープとフォト&ビデオアダプターVA3による撮影テクニックを実際に会場の後ろに置いたカワセミの置物を例に解説。液晶テレビにカメラスルーで出るので、どれくらいアップで撮れるのか、またどれくらいケラレ、そしてどうやってそのケラレを直すのか、よくわかりました。
野鳥撮影では、キヤノンのレンズ交換式HDVカメラ、XL H1SやソニーのZ7Jなども紹介。実際にこの2台で撮影した映像(ビデオサロンのテストで撮影したものです)も動画で見せてくれました。
11月号で紹介した虫の目レンズもH1Sに装着してその場で撮影。カメラが動くとその効果がよくわかります。やはり静止画よりも動画のほうが効果的です。
デジタル一眼レフカメラを使った微速度撮影のテクニックや定点撮影で四季が移り変わっていく映像(業界では里山カットというらしい)の撮影のコツを紹介されました。
後半はおもに編集について。コリメート撮影による野鳥のアップだけでなく、風景や昆虫、微速度撮影のカットも織り交ぜて、人に見せられる映像=作品を作ってほしいという話をされました。
まさにビデオサロン誌上で説明した内容を実機を手にとって、映像を見せながらの説明なので、ほんとによく分かります。
作品づくりに興味のある方は、またこういう機会があれば、必ず参加されることをおすすめします。
主催:フジヤエービック