アドビ システムズは、Dropboxとの連携により、Dropbox上で直接、電子サインの署名スペースを挿入できる新機能を発表した。本機能は、Dropboxの拡張機能として2018年の年末に提供開始予定。

アドビはこれまでもDropboxとの連携機能を発表しており、2015年には、Dropbox上に保存されているPDFの編集、共有が可能になった。今回の機能強化により、Dropboxユーザーは、Fortune 100の半数以上の企業が導入する電子サインソリューション「Adobe Sign」を使用して、Dropbox内のMicrosoft WordファイルやPDFドキュメントを、簡単に電子サイン用のフォーマットにし、素早く署名を依頼することが可能になる。

 

Adobe Signで電子サインを送る方法

■ Dropboxフォルダ内で、電子サインを依頼したいMicrosoft WordまたはPDFファイルを選択。

■ [Open With(開く)]をクリックし、ドロップダウンメニューの[Send for Signature (署名用に送信)]カテゴリから[Adobe Sign]を選択。

■ 署名者/受信者の電子メールアドレスを入力。パスワード保護やリマインダー通知機能などの設定をカスタマイズすることもできる。

■ アドビの人工知能(AI)とマシンラーニングのフレームワークであるAdobe Senseiにより、ワンクリックで署名するフィールド(署名欄)が検出され、署名またはイニシャルを素早く入力できる。

■ 受信者は、PC、タブレット、スマートフォンなど様々なデバイスから文書に署名できる。

■ 送信者は、文書が開封されたか、署名されたか、といった状況をリアルタイムに追跡できる。 署名された全ての文書は、送信者のDropboxフォルダに自動的に保存される。

 

◉アドビ公式サイト
http://www.adobe.com/jp/