ATOMOSは10月14日より、4月にNABで発表したモニター一体型レコーダー「SHOGUN INFERNO」の国内出荷を始める。価格は257,408円(税別)。
SHOGUN INFERNOはSHOGUNシリーズの最上位機種にあたり、新プロセッサを採用することで4K60p収録を実現した。SHOGUN FLAMEと同じサイズの筐体で、1500nitの高輝度液晶モニターやデュアルバッテリースロットなどの基本機能は継承している。入力端子はHDMI2.0、12G-SDIに加えて3D SDIを4系統備え、映像出力はHDMI2.0、12G-SDIに対応する。
製品発表時にはクワッドリンクSDI入力などに対応する予定だったが、以下の機能は発売時点では搭載されず、後日ファームウェアアップデートにて対応することになった。
・クワッドリンク(Quad Link)SDI入力機能(3G SDIx4)
・Sony FS RAW ハイフレームレート(120/240fps)収録機能 *4K60p収録はサポートする
・CinemaDNG収録機能(4K30pまで)
また、9月のIBCで発表された以下の機能もファームウェアアップデートでの対応になる。
・ARRI RAW対応
・Panasonic VaricamLT RAW対応
・HLG(ハイブリッドログガンマ)対応
・スケジュール再生(タイマー再生)のサポート
SHOGUN INFERNOで4K60p ProRes/DNx収録を行う際はHDMI 2.0接続/12G SDI接続に対応したケーブルの使用が推奨される(ATOMOS製HDMI2.0ケーブルは11月頃に出荷予定)。また、4K60p収録に関して動作確認済のSSDは今のところサンディスクExtreme Pro(960GB/480GB/240GB)のみとなっており、他のSSDについては今後同社のウェブサイトにて告知していくという。
カメラとのHDMI接続による4K60p収録は、パナソニックAG-DVX200、ソニーPXW-FS7、PXW-Z100での動作を確認済み。いずれも4K60pのHDMI出力は4:2:0 8bitになる。
●ATOMOS
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