ブラックマジックデザインは、Camera 1.9ソフトウェアのリリースを発表した。今回のアップデートでは、新しい「ヘッドアップ表示」のオンスクリーン・メーターリング機能が追加され、ユーザーはBlackmagic Production Camera 4Kで、ヒストグラム、ピークオーディオメーター、残り収録時間をオンスクリーンで確認できるようになる。
Camera 1.9アップデートは、Blackmagic Designウェブサイトから無償でダウンロード可能。
Blackmagic Production Camera 4Kでこれらのディスプレイを使用すると、露出、オーディオレベル、ディスクの残り収録時間など、重要なカメラ設定を簡単かつスピーディに確認できる。


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ヒストグラムは、映像のルミナンス分布、そしてハイライト/シャドウがクリッピングされているかどうかを表示するので、ヒストグラムを使えば、ユーザーは素早くショットの露出を設定できる。ハイライトあるいはシャドウがクリッピングされている映像は、ポストプロダクションの段階でのカラーグレーディング作業が困難だが、ヒストグラム機能を使えば、撮影監督は自信を持って撮影できる。ヒストグラムはリアルタイムで使用できるため、ハイライト/シャドウとレンズ設定をインタラクティブに調整できる。つまり、クリッピングなしで、すべての範囲で最大限のディテールを保存できる。
また、Camera 1.9アップデートは、ピーク確認機能の付いた新しいオーディオメーターにも対応。チャンネル1、2(内部マイクを使用の場合)、そして外部オーディオソースのオーディオレベルの設定が可能。オーディオメーターを使うことで、オーディオレベルを素早く確認でき、カメラのオーディオゲインを調整できるので、オーディオクリッピングやピークノイズを防止できる。
新しいヘッドアップ表示には、残り収録時間インジケーターも含まれており、収録中のディスクの残り時間を確認できる。フレームレートやコーデックの設定を変更した場合、残り時間インジケーターは正確な残り時間を自動的に再計算する。ディスクがフルになる前にインジケーターは赤く光る。
同アップデートは、Blackmagic Production Camera 4Kのユーザーに無償で提供される。ユーザーはソフトウェアアップデートを今すぐダウンロード可能だ。USBケーブルを接続して、MacあるいはWindowsコンピューターからカメラにインストールできる。アップデートが完了したら、新しいオンスクリーンメニューを確認できる。容量性タッチスクリーンを指で下から上へとスワイプすれば、メニューが表示される。
この「ヘッドアップ表示」は、数週間以内にBlackmagic Designのその他のカメラでもリリース予定。他モデルのユーザーもこの新しい機能を使用できるという。