ブラックマジックデザインは、エンターテイメント業界の最新ニュースを配信するサイトであるDeadline Hollywoodが、ビデオインタビューやリポートに使用するビデオ制作ユニットを先日Blackmagic Pocket Cinema Camera 4Kにアップグレードしたことを発表した。

著名な映画祭やイベントで大きな存在感を示す同社の制作チームは、より強固でポータブルなソリューションを探していてた。

「Deadlineはニュース速報を主に扱っているため、多くのビデオをわずか数日で仕上げる必要があり、時には数時間、数十分で作業する必要があることもあります」と語るのは、Deadlineおよび親会社のPMCのビデオプロデューサーであるデイビッド・ジャノビ(David Janove)氏。「私たちにとって、使用する機器は照明条件に関わらず機能し、できるだけ早くセットアップできることが重要です」

同社の制作チームは世界を飛び回り、サンダンス、トライベッカ、カンヌ、トロント、SXSWなどの映画祭で精力的に活動している。古い機器は、変化の激しい条件に適応できなかったため、今回、新しい機器の導入に至った。不十分な照明、絶え間ない移動、短納期の厳しい条件で働くチームに、Pocket Cinema Camera 4Kは新しい風を吹き込んだ。

 

 

「以前に使用していた機器では低照明で思うように機能してくれませんでした。新しいカメラのダイナミックレンジでは、よりプロフェッショナルなルックが得られ、カラーコレクションやグレーディングでより幅広いラティチュードが得られます。Pocket Cinema Camera 4Kは非常にポータブルなので、空港の保安検査もスムーズに通過できます。手荷物として機内に持ち込めるので、機材がなくなることもありません!」

と同氏。

撮影終了後も、サイズが小さいため次のイベントへの移動が簡単に行える。「レッドカーペットやプロモーションなどを他の映画スタッフと共に撮影することがあるのですが、Pocket Cinema Camera 4Kは可搬性に優れているので、他社のスタッフが外付けモニターを解体している頃には、私たちはすでに撤収作業を終えて駐車場で帰る準備ができています」

さらに、カメラ背面の5インチタッチスクリーンもその有用性を発揮している。「このサイズのカメラで、このような画面が搭載されているカメラは他には見たことありません。大きな画面でモニタリングでき、フォーカスしやすくなりますが、それなりにチャレンジも伴います。特に、カメラマンの肩越しにモニターを見ている人たちにとってですね」

と同氏。

カメラシステムの柔軟性とサイズは、チームの生産性を高める上で欠かせない要素だが、画質も同様に重要で、特にサンダンス映画祭などの主要イベントでは、世界各地の著名人にインタビューを行い、4日間でビデオを80本以上を制作するため、高品質の画像が求められる。「撮影に使用している機材について、『ツインピークス』の撮影監督であるピーター・デミングから、『サスペリア』を監督したルカ・グァダニーノまで、本当に多数の人から質問を受けました。画質は、質問してきた人たちにとっても重要で、ここまで小型のカメラでこのレベルの映像が取れることに誰もが興味をかき立てられるようです」

と同氏は締めくくった。

 

 

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