ブラックマジックデザインは、無償のiPadアプリ「Blackmagic Camera Control」をリリースした。ユーザーは URSA Mini Pro を Camera 4.4 でアップデートし、Blackmagic Camera Control を使用してカメラをBluetooth でリモートコントロールできる。本アプリはブラックマジックデザインが今年のNABで展示した URSA Mini Pro 用のオープンプロトコルをベースとしている。
Camera 4.4 アップデートは、ブラックマジックデザインのウェブサイトから無償でダウンロード可能。Camera 4.4 アップデートのインストール後、Blackmagic Camera Control は Apple の App Store からダウンロードできる。
URSA Mini Pro とBluetooth接続して約9m(30フィート)までの範囲でコマンドを送受信できる。カメラとiPadをペア接続すると、URSA Mini Pro の電源のオン/オフ、主要な設定の変更、デジタルスレートを使用したメタデータの調整/追加、トリガー収録などをコントロールできる。クレーン、ドローン、水中ハウジングなど、手の届きにくい場所に設置したカメラをコントロールしたい場合に最適だ。
URSA Mini Pro のBluetoothサポートにさらなる柔軟性を持たせるため、ブラックマジックデザインは新しいオープンプロトコルを開発。デベロッパーAPIとサンプルコードの公開も予定されており、ユーザーは独自のカメラコントロールを構築できるようになる。これらのAPIおよびサンプルコードは今夏中に無償提供される。
「URSA Mini Pro は大人気のカメラとなった。驚異的な画質、放送用機能とコントロール、内蔵ND フィルター、交換可能なレンズマウントが大変好評を得ている。今回発表した Blackmagic Camera Control アプリとオープンAPIは、無限の可能性を秘めている。ユーザーはこれらのツールで、新たにサポートされたBluetoothを使った完全独自のリモートコントロール・ソリューションを構築できる。」
(グラント・ペティ/ブラックマジックデザインCEO)
ブラックマジックデザイン
https://www.blackmagicdesign.com/jp