グラフィックアーティストのコーディネイトエージェンシー「BUILDING」が運営するメディア『CAT’S FOREHEAD(キャッツフォーヘッド)』が、作家自身と作品をPRするためのムービー制作を開始。
フリーランスのグラフィックアーティストの活動を支援する意味合いも込め、制作費を「都内のギャラリーで個展を一週間開催する程度」に設定することでPRムービーをプロモーション戦略の選択肢に加えるという。制作費は15万円(税別)〜。
グラフィックアーティストの新たなPR手段としてムービーを
イラストレーターを中心としたグラフィックアーティストのコーディネートエージェンシーBUILDINGは、2012年から所属アーティストのプロモーションの一環としてPRムービーの制作に取り組んでいる。
その効果としては
・YouTubeに投稿することで幅広いユーザーに閲覧される
・発注者が作家の制作手法への理解を深めることで制作進行がスムーズになる
・作家のライフスタイルやキャラクターを事前に理解することでコミュニケーションが円滑に進む
など、認知の拡大や業務の効率化、新たなキャリアの獲得などのメリットが得られているという。
地方都市や海外在住の作家が遠隔地に住んでいるライフスタイルをアピールすることで、そうした状況をテーマにした新たな仕事を得られるなど、予想をしていなかったチャンスも生まれているという。原画を展示して販売するためには個展が適していますが、作家の考えや作品制作のプロセスをユーザーに伝える手段としては動画コンテンツが非常に優れており、ギャラリーの会期や場所にとらわれることなく世界中のユーザーにアピールし続けられることも、PR手段として費用対効果が高いと考えているという。
CAT’S FOREHEADは2020年より、私たちが長年にわたって蓄積したクリエイターのプロモーションのノウハウを活かして、日本全国のフリーランスのグラフィックアーティストを対象にフルオーダーメイドによるポートレート・ムービーの制作を始める。※マネジメントエージェンシーに所属している作家は対象外とする。
▲最新作品はリスボンで撮影。リスボンで活動するイラストレーターのLeni Kauffman(レニ・カウフマン)さん
伝えるのは「クリエイティブを生み出す」ストーリー
これまでに制作したポートレートムービーでは
・作品の「制作手法」
・作品に込めている「想い」
・ワークショップなどの「活動」
・東京から離れた土地での暮らしなどの「ライフスタイル」
などをテーマにシナリオライティングをしている。
https://portrait-movie.com/contents
「個展開催と同じくらい」の制作費
グラフィックアーティストが作品をアピールする手段としては個展の開催が一般的ですが、PR効果が期待できる都内のギャラリーで個展を一週間開催すると、トータルで20〜30万円程度のコストが想定される。PRムービーの制作費を対企業向け価格の半額以下の「都内の実績あるギャラリーで個展を開催する程度」に設定することで、PRムービーをプロモーションの選択肢に加えることができる。
〇制作費は15万円(税別)から
ムービーのストーリーやナレーション原稿を作家自身で制作する場合のミニマムプラン。
CAT’S FOREHEADが作家のこれまでの活動と今後の希望をミーティングでヒアリングし、「自身の強みをムービーでどう伝えていくか?」を、じっくりと相談しながら内容を検討する「カウンセリングセッション」を10万円(税別)のオプションとして用意。これまで制作したほとんどのポートレートムービーは、このカウンセリングセッションを経て制作されたという。また、イベントなどを別日で撮影する場合や、英訳などのオプションも用意。
〇 出張撮影経費
首都圏以外で撮影をする場合は、別途出張撮影経費が必要となりますが、同一地域で2件以上の撮影が可能な場合にはこの出張撮影経費を無料。詳しくはWEBサイトのコンタクトフォームから。
◉ポートレートムービー特設サイト
https://portrait-movie.com/
有限会社ビルディング
http://www.bldg-jp.com/