ソニーは、Eマウントのレンズ交換式で、総画素1670万画素APS-Cサイズのセンサーを採用した業務用NXCAMカムコーダー NEX-EA50JHを発表した。
発売は11月1日、価格は417,900円。
これまでソニーのラインナップとしては、ビデオカメラのスタイルをしたハンディカムタイプのVGシリーズと、動画専用のスーパー35㎜サイズ相当のセンサーを搭載した業務用のFSシリーズがあったが、EAシリーズはその中間にあたるもの。
ただしターゲットは明確で、
VGシリーズのセンサーを流用しながら、ブライダルやドキュメンタリーなど、イベントビデオグラファー向けに使い勝手を最優先させ、セミショルダースタイルを採用した。
新開発の電動ズームレンズが付属。これは従来の11倍ズームレンズE18-200mm F3.5-6.3 OSSをベースにモーターを組み込んだもののようで、焦点距離も同じ。残念ながら前玉は繰り出していくことになるという。残念ながら現時点で、このズームレンズの実機は確認できていない。
本体は小型軽量で、パッド部を引き出すことで肩載せスタイルになる。液晶モニターはビューファインダーとの兼用タイプで、付属のファインダーを装着することで、安定した撮影スタイルをとることができる。ズームレバーは本体とレンズ鏡筒の両方にあり、右手でも左手でも操作できる。
業務用ならではのデータバックアップ機能も搭載。別売の外付けフラッシュメモリーユニットHXR-FMU128を装着すれば、メモリースティック/SDカードとの同時記録が可能になる。さらに本機は、ミラーリングメモリースティックの機器限定モードにカムコーダーとして初めて対応。映像をPCで見る場合にパスワード設定することができるので、メモリー紛失時の情報流出リスクを軽減することができる。
残念ながらNDフィルターは採用されていないが、そのかわりにVGシリーズ同様、静止画用のメカニカルシャッター機構を搭載しており、スチル撮影も可能。
従来どおりAマウントアダプターを介することで、同社のAマウントレンズを使用することもできるし、サードパーティのマウント変換アダプターで他社製レンズを装着することもできる。
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