富士フイルム株式会社は、Xシリーズのコンパクトデジタルカメラ『X half』を6月下旬より発売する。カラーはブラック、シルバー、チャコールグレーの3色。価格はオープンで、市場想定価格は110,000円前後。

『X half』は、ハーフサイズカメラ(35mm判フィルムの半分のサイズで撮影可能なフィルムカメラ)をモチーフにしたカメラ。1963年発売の「FUJICA Half」から着想を得て、フレーム切り替えレバーによるアナログな撮影体験や、フィルムライクな写真表現をデジタルで再現・進化させたという。
縦構図の撮影に適した3:4アスペクト比の背面液晶・縦型の光学ファインダーを搭載。縦構図の静止画・動画を撮影できる。裏面照射型1インチセンサーと35mm判換算32mmF2.8の単焦点レンズを搭載。焦点距離はレンズ付フィルム「写ルンです」と同じ焦点距離。

240gの軽量コンパクトなボディサイズを実現。背面液晶の操作に、スワイプ/フリックの二種類のタッチ操作を活用した新たなユーザーインターフェースを採用。ストレスを感じさせない滑らかなタッチ操作で撮影設定やフィルムシミュレーションを直感的に変更可能。圧倒的なコンパクトボディを実現しながらも、快適な操作性を実現。
光学ファインダーを搭載し、光学ファインダー使用時は最大880枚の撮影が可能。

撮影と撮影の間にフレーム切り替えレバーを引くことで、ハーフサイズカメラのように2枚の縦構図の写真を組み合わせた組写真を簡単に作れる「2in1」機能を搭載。動画と動画、静止画と動画の組み合わせでも組写真を作ることができる。また、専用アプリ「X half」を使用して、組写真を制作することも可能。
さらに、アプリ上では、分割線の色・サイズの変更や左右写真の入れ替え等、簡単かつ直感的に編集可能。


様々な色調表現を楽しめるフィルムシミュレーションに、忠実な色再現性とメリハリのある階調表現を併せ持つPROVIA、Velvia、ASTIA、CLASSIC CHROME、REALA ACE 、CLASSIC Neg.、NOSTALGIC Neg.、ETERNA、ACROS STD、ACROS+ Ye FILTER、ACROS+ R FILTER、ACROS+ G FILTER、SEPIAの計13種類のモードを搭載。
また新規に開発したフィルター3種「ライトリーク/ハレーション/期限切れフィルム」を搭載。フィルムカメラ独特の描写表現をデジタルでも楽しむことができる。また、instax製品で好評いただいているフィルターのうち、二重露光など8種類を搭載。

写真全体に自然な粒状感を加えることでフィルム調の風合いを手軽に演出する「グレイン・エフェクト」を搭載。フィルムの粒状感を調整でき、静止画/動画の質感を思い通りに変化させることができる。新たに「日付入り撮影」機能を搭載。フィルム写真のように、静止画/動画の画面右下に撮影した日付のスタンプを付与できる。
「X half」向けに新たに開発した「フィルムカメラモード」を搭載。予め設定した撮影枚数を撮り切った後にのみ撮影した画像を確認できる、フィルム撮影を再現した撮影モード。シャッターを切った後、カメラ軍艦部のフレーム切り替えレバーを引くことで、次のシャッターを切ることができる。設定した枚数を撮影した後、専用アプリ「X half」に撮影データを転送し、デジタル現像を行うことで初めて、アプリ上で撮影画像を確認・編集・共有できるようになる。デジタル現像後にコンタクトシートも同時に保存される。
専用アプリ「X half」では、撮影した静止画・動画をギャラリーやアルバムを鑑賞するように楽しめる。また、アプリ上から各種SNSへのダイレクトアップロード、さらにスマホプリンター“チェキ”「instax Link」シリーズでのプリントや「X half」の写真表現に適したプリント商材の注文も可能。

◉製品情報
https://www.fujifilm-x.com/ja-jp/products/cameras/x-hf1/
富士フイルム会社
https://fujifilm.jp/index.html