アイ・ペアーズ株式会社は、同社初となる完全オリジナルの自社プロジェクトとして、人気作品『王様戦隊キングオージャー』でパイロット監督を務めた上堀内佳寿也監督と共に、新手法の3DCGアニメーションショートフィルム作品の製作を発表した。

同作はフォトグラメトリー制作の3DCGモデルを俳優本人がリアルタイムモーションキャプチャーで動かし、それをバーチャルプロダクションで撮影するという新手法によってCGパートの制作が行われている。

それにより「架空の世界をリアルな質感で見せる」という通常のバーチャルプロダクションではなく、「アニメーションの世界に入り込んでドラマ作品を撮る」という独自の映像世界の開拓を目指している。

 

■プロジェクトについて

監督は『王様戦隊キングオージャー』のパイロット監督であり、日本の特撮に最新技術を取り入れることで新たな映像美を切り開いてきた上堀内佳寿也監督。さらに脚本家の高野水登氏が共同脚本を担当し、メインキャストには森岡 豊氏と長谷川かすみ氏が決定している。

既に10月より実写パートのロケ撮影が開始しており、この後のCGパート撮影を経て2025年1月の完成を見込み、その後順次各国のショートフィルムを対象とした映画祭への応募を予定。

日本の特撮を支えて来た現場スタッフによる撮影技術と、クリエイター陣が日夜を問わず研究・実践して来た3DCG制作やバーチャルプロダクション運用技術、更に協力各メーカーの最新技術を組み合わせ、上堀内監督の指揮のもと、誰も観たことのないようなアニメーション作品を産み出す様々な試みがなされているという。

 

■クラウドファンディング実施について

製作費の一部サポートおよび、世界への広告宣伝を積極的に行うため、2024年11月8日(金)18:00よりクラウドファンディングが行われている。

☆クラウドファンディングページ(2024年11月5日12:00より事前公開)

クラウドファンディング目標額
All-In方式、目標額300万円(目標額を超えた場合はストレッチゴールを設定予定)

クラウドファンディング実施期間
2024年11月8日(金)18:00 ~ 2024年12月29日(日)23:59

 

■作品の舞台

主な舞台となるのは3DCGで構成された「セミ列車」の車内。

ストーリーでもシンボリックな存在となる「セミ列車」のデザインは、これまでデザイナーとして『仮面ライダー』シリーズや『王様戦隊キングオージャー』に携わってきた武藤聖馬氏が担当している。

 

■スタッフ紹介・コメント

上堀内佳寿也

プロフィール

高校卒業後、地元テレビ局でアシスタントディレクターやディレクターを経験し20歳で上京。
映画『劇場版 さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン』に助監督として参加。
『仮面ライダーキバ』より仮面ライダーシリーズの助監督として携わり、その後2017年に『仮面ライダーエグゼイド』より監督として活動。
以降「仮面ライダーシリーズ」や「王様戦隊キングオージャー」「特捜9」「SPドラマ 管理官キング」「君とゆきて咲く~新選組青春録~」などを演出。

コメント

昨今の日本のアニメは驚くべきクオリティですよね。
そんなアニメーションの世界に今作品は実際の俳優による「演技×実写撮影法×アニメーション×バーチャルプロダクション」が融合した「撮るアニメ」として挑みます。
まだまだ試行錯誤を繰り返していますが未知数極まりない作品が生まれると確信しており僕自身楽しみでしかたありません!

 

武藤聖馬

プロフィール

仮面ライダーシリーズの絵コンテを経て現在はフリーランスのイラストレーター、デザイナー、絵コンテライターとして活動中。
現在放送中の『ウルトラマンアーク』のユピーや『仮面ライダーガヴ』のエージェントなどのキャラクターデザインを担当。『王様戦隊キングオージャー』ではアートデザイン(コンセプトデザイン)として参加。
企画・監督した自主映画『オーク』ではYouTubeにて156万再生を突破。

コメント

上堀内監督はじめ、(スタッフの)皆様のご意見を伺いながら万人が愛着が湧くような“レトロ可愛い”デザインを意識してデザインさせていただきました。作品の完成が今からとても楽しみです!!

 

矢島由梨奈

プロフィール

1995年生まれ。岐阜県立岐阜農林高校卒業/日本大学芸術学部演劇学科劇作コース中退
第58回全国高等学校演劇大会 優秀賞受賞 高校演劇を通じて劇作家を志す。現在はアイ・ペアーズの各種映像及びライブコンテンツ制作において脚本・構成作家として活躍中。
『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ではリアルタイムモーションキャプチャーのエンジニア、『王様戦隊キングオージャー』ではバーチャルプロダクションオペレーターとして参加。

コメント

病んでしまっているこの世界で、生きる理由も死ぬ理由もない「生きていたくない」あなたへ
この作品はそんなあなたに届けばいいなと思います。
この世界があなたにとって優しい世界にいつかなりますように。

 

高野水登

プロフィール

脚本家。1993年生まれ。
主な担当作品は『王様戦隊キングオージャー』、『真犯人フラグ』、『TIGER&BUNNY2』、『映像研には手を出すな!』、『賭ケグルイ』、『仮面ライダーゼロワン』(テレビ朝日)など。
漫画原作者として『カラちゃんとシトーさんと、』を連載中。

コメント

映画でファンタジーを創造することは、勝ち目のない戦いを挑むようなものです。
しかし私は、彼らが起こした数多の奇跡を知っています。せめて盾になればと思い、物語のお手伝いをしました。
反逆の戦士たちの物語を、どうか共に見届けて頂けたら幸いです。

 

■プロジェクト公式X

本作の最新情報やクラウドファンディングの情報は下記より発信いたします。ぜひフォローをお願いいたします。

■プロジェクトの協力企業紹介

使用する3DCG最新技術(一部:順不同)

・アイ・ペアーズ|n-Links(モーションキャプチャーリターゲティング)

・Pixotope(ノルウェー)|Pixotope Graphics(インカメラVFX+ARエクステンション)

・Mo-Sys(英)|StarTracker(カメラトラッキング)

・OptiTrack(米)|Motive(光学式モーションキャプチャー)

・Movella(蘭・米)|MVN Xsens Analyze(慣性式モーションキャプチャー)

・MANUS(蘭)|Quantum Metagloves(ハンドキャプチャー)

撮影スタジオ

・i-Base(インカメラVFX) https://i-pairs.co.jp/i-base/

・qooop Virtual Studio(モーションキャプチャー) https://i-pairs.co.jp/12269/

・レスパスビジョン|3dscan studio ‘iris’(フォトグラメトリー)

※掲載されている会社名・製品名・サービス名は各社の商標または登録商標です。

 

■アイ・ペアーズ株式会社について

アイ・ペアーズは、最先端のマルチメディアコンテンツを一元提供する「デジタルコンテンツ特化型クリエイティブカンパニー」。音楽・音声・映像制作や3DCG等、コンテンツ制作の豊富な実績に加え、既存サービスの多言語対応やサービス企画/システム開発にも対応。DX(デジタルトランスフォーメーション)に関する様々なお客様のニーズにお応えするプロフェッショナルサービスを、高品質かつリーズナブルな価格設定でご提供している。

ホームページ:https://i-pairs.co.jp/

X(旧Twitter):https://x.com/ipairs