株式会社IMAGICA GROUPは、キヤノン株式会社と共同で、スペースバルーンをモンゴルの地上より成層圏(高度約25,000m)まで打ち上げ、高精細な8K 3D 360° VR映像を撮影する実証実験を実施。撮影した映像データをもとに、宇宙旅行を疑似体験できる『SPACE JOURNEY TO THE EARTH』を制作した。






プロジェクト実施の背景

IMAGICA GROUPでは、宇宙エンタテインメントの新たな可能性を実証する試みとして、これまでにモンゴル・バガヌール市、日本・愛媛県愛南町の2か所にてスペースバルーンを打ち上げる実証実験を実施し、撮影データをもとに8K 360° VRコンテンツを制作している。

一方、キヤノンでは、かねてよりエンタテインメントや教育、観光など幅広い分野にて活用が拡がる実写VRコンテンツに着目し、EOS VR SYSTEMの開発に取り組んでいる。

今回のプロジェクトは、IMAGICA GROUPが持つ“映像制作技術”とキヤノンが持つ“イメージング技術”の融合により、細部の解像感、色、ダイナミックレンジの広がりまで、飛躍的に画質・品質の高い撮影が実現した。



プロジェクトの概要

実証実験のために特別設計した撮影専用リグの上に、キヤノン製のハイエンドなカメラとレンズ機材をスペースバルーンに取り付け、高度約25,000mの成層圏まで飛行させた。撮影は約2時間にわたり、パラシュートで地上に戻るまでの間、連続して行われた。気圧や温度変化(約-50℃)、風の影響によるカメラの回転など、様々な課題を事前検証によりクリアし、3Dかつ高解像度の長時間記録に成功した。





カメラ機材

CANON CINEMA EOS SYSTEM EOS R5C

CANON RF LENS RF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYE





撮影専用リグ




8K 3D 360° VR映像コンテンツ『SPACE JOURNEY TO THE EARTH』

今回のプロジェクトで完成した8K 3D 360° VR映像コンテンツ『SPACE JOURNEY TO THE EARTH』では、極寒のモンゴルの大地から朝日を浴びて空へ飛び立ち、モンゴル縦貫鉄道を下に見ながら真っ白な地平線を飛行し、25,000mの成層圏で白い地球を見ることができる。

なお、8K 3D 360° VR映像コンテンツ『SPACE JOURNEY TO THE EARTH』は、2024年11月13日(水)から15日(金)の期間、幕張メッセで開催される『Inter BEE 2024』のキヤノンブースにて初披露される。



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