IDX(アイディーエクス)ブース。カメラにチャージするだけでなく、モニターやライトなどの電源も供給できる多機能Vマウントバッテリーに新たな容量が加わった。DUO-C150は、C198とC98の間の容量にあたる。C198の191Whでは飛行機の機内への持ち込みができなかったが、C150は容量が143Whなので、2個まで機内持ち込みが可能になる。
日本のバッテリーメーカーであるIDX(アイディーエクス)だが、モニターメーカーのTVLogicやワイヤレスギアシステムPDMOVIEなどの代理店でもある。
今回驚いたのは、もともとは富士フイルムで開発されていたLUT BOXシステムのIS-miniがTVLogicの製品として展示されていたこと。IS-miniはもともと富士フイルムの映画用フィルムで培った技術をデジタルシネマに応用してできたシステムだったが、その事業が富士フイルムからWOWOWに譲渡されていた。それをモニターメーカーであるTVLogicが引き継ぐことになったという。(IS-miniについてはこちらの記事を参照)
IS-miniは異なるカメラ、Logカメラのマッチングを行うためのシステムで、70種類以上のカメラプロファイルを使用して、カメラに依存しないルックを作り出したり、カメラどうしのルックを完全に合わせ込むことでワークフローを効率化する。またライブイベントでもボックスを経由して色を合わせることで、複数台のカメラを運用できるようになる。IS-miniを制御するカラーマネジメントソフトウェアWonderLook Proはシステムにバンドルするかたちで提供される。
今回参考出展として、12G-SDI端子を装備したIS-mini 4Kも展示されていた。
同じくIDXで扱うことになったNEXTODIのメモリーカードのバックアップシステム。SDカードは最大8枚、CFカードは最大4枚を挿して、USB接続したストレージに高速コピーできるというもの。