NextorageはCFexpress Type Bのカードのラインナップが充実しているが、CFexpress 4.0 Type Bと撮った後のワークフローを改善する製品群を参考展示した。CFexpress 4.0は従来のCFexpress 2.0の後方互換をもつ新しい規格で、インターフェース速度をPCI Express 3.0から4.0に高速化。CFexpress 2.0よりも2倍の帯域を持つ。カードの形状や端子部などは同じであり、これまでの2.0対応のカメラでも使用できる。現行の動画カメラでは、CFexpress 4.0を要求するカメラやモードはまだ存在しないが、これまでのカメラでの使用であっても、撮ったあとのワークフローに効いてくる。対応のカードリーダーで読み出し、USB 40Gbpsに対応したSSDを利用することで、従来よりも高速にバックアップできることになる。また、Thunderbolt対応でEthernet、SDカードスロット、USB Type-C、Type-A端子をもつDockも参考展示した。
Nextorageでは、放送局用で使われているSSDが存在する。これはUSBから外すとロックがかかるもの。放送局であればこのサイズが逆に喜ばれているが、より一般用途向けにより小型なものを計画している。
より小型のSSDストレージ。赤ランプがついているときはロックされているので情報の漏洩を防げる。
社員証などのICカードをかざすことで、ロックを解除できるというもの。
さらに参考出品以前の試作がこれ。M.2 SSDを2つ装填するRAID。SSD自体はユーザーが装填できるようににするのか内蔵するのかは検討中だという。USB-Cインターフェイスはデータ転送用と電源供給用の2つ。SSDは熱を持ちやすいので、ファンの組み込みも考えている。