ケンコー・トキナーでは、かつて各社が出していたミラーを利用した反射式の望遠レンズを現代に復活させているが、これは社内で反射式望遠鏡ランナップ持つ同社ならでは。ミラー反射式レンズの特徴として、超望遠の焦点距離のわりに小型軽量なレンズができること。またもともと一眼レフ用として作られていたので、Tマウント交換式とすることで、各社の他のマウントに変換することができる。

このたびクラウドファンディングサービスのMakuakeで実施しているのが、APS-Cミラーレスカメラ用の超コンパクトな望遠レンズSZ PROシリーズとして300、600、900mmのミラーレンズ。マウントしては、ソニーE、キヤノンEF-M、富士フイルムXの3種類を用意しているが好調だという。手に持ってみるとこの焦点距離のレンズとしては驚くほどの軽量。開放F値は300mmがF7.1、600mmがF8、900mmがF11と明るいわけではないが、高感度になっている現代のデジタルカメラではその弱点も充分カバーできる。気軽に持ち出して超望遠による圧縮効果のあるカットが撮りやすい。

ケンコー・トキナーが代理店となっているジンバルメーカーのMOZA。新製品として750gという軽量ながら最大1.8kgのペイロードを持つAirCross Sを展示した。グリップ部分はホワイトで一眼用のジンバルとしてはややポップな感じに。L字プレートとアルカスイスプレートの二重構造で縦横の切り替えもクイックにできる。

 

電動スライダー&一脚のMOZA Slypod Proもデモ。三脚ベースがあり、縦方向のスライドができるだけなく、下の写真のように一脚の途中にネジ穴のプレートがあり、そこを三脚に固定することで、前後の動きを演出することができる。

スマホアプリからスピード調整や操作が可能になる。