株式会社サイトロンジャパンは、LAOWAの 『LAOWA 55mm F2.8 Tilt-Shift 1x Macro』と『LAOWA 100mm F2.8 Tilt-Shift 1x Macro』を2月14日より受注を開始する。価格はオープンで、市場想定価格はともに270,000円前後（税込）。
両レンズはフルフレームセンサーを搭載したミラーレスカメラ用に設計された、ティルト・シフトマクロレンズ。ピント面や遠近感の歪みをコントロールできるティルト・シフト機能と、等倍マクロ機能を兼ね備えている。
レンズは大きめのイメージサークルを備えており、一部中判ミラーレスカメラのマウントも用意されている。※中判カメラで使用の場合は、シフト範囲に制限がある。
±10°のティルト機構と±12mmのシフト機構を備えており、パースペクティブの歪みやフォーカス面をコントロールすることができる。 ※中判カメラ（GFXマウント）では、±10°のティルトと±8mmのシフトに制限される。
【ティルト】
ティルト機能でフォーカス面を調整することにより、浅い被写界深度を保ちながら特定の面全体にピントを合わせることができる。
反射面のある製品の場合、ティルト・シフトレンズを使用することで、不要な反射を最小限に抑えることができる。さらに、ティルト機能を使えば、ミニチュア効果やフォーカス位置選択など、創造的な効果を得ることもできる。
【シフト】
フルフレームカメラで最大±12mmのシフト機能により、パースペクティブを正確にコントロールし、垂直線のディストーションを簡単に補正できる。
また、パノラマ撮影において、シフト機能を使って撮影することにより、スティッチが簡単で、中膨らみのない、自然な写真が制作できる。
◾️補正方向を変更できる回転機構
2つの異なる回転機構により、補正方向を自由に設定することができ、構図の調整を容易にする。 ティルト方向を変更するための90°回転機構と、シフト方向を変更するために15°毎のクリックをもつ回転機構がある。
◾️等倍マクロ
同ティルト・シフトレンズは被写体をそのまま等倍サイズでカメラのイメージセンサーに写し、細部までクローズアップして撮影することができる。被写体から27～33cmの至近距離までピントが合うため、近距離での撮影も可能。
◾️低照度環境下での撮影に対応
同レンズは開放F2.8で、低照度下でも高画質で撮影することができる。
◾️卓越した光学性能
55mmは11群14枚、100mmは10群13枚のレンズ構成で、周辺光量低下が少なく優れた画質を実現し、細部まで正確かつクリアに描写する。
◾️77mmフィルタースレッド
汎用性の高い77mmフィルタースレッドを採用しており、別途フィルターホルダーを用意することなく、ねじ込み式フィルターを簡単に装着できる。
◾️アルカスイス規格レンズサポート内蔵
レンズサポートが付属しており、アルカスイス規格のシステムで簡単に三脚に装着できる。
主な仕様
| LAOWA 55mm F2.8 Tilt-Shift 1x Macro | LAOWA 100mm F2.8 Tilt-Shift 1x Macro | |
| フォーマット | フルフレーム | フルフレーム |
| 焦点距離 | 55mm | 100mm |
| 絞り設定範囲 | F2.8-22 | F2.8-22 |
| 画角 | 62.7° | 37° |
| レンズ構成 | 11群14枚 | 10群13枚 |
| 絞り羽根枚数 | 15枚 | 15枚 |
| ティルト | ±10° | ±10° |
| シフト | ±12mm | ±12mm |
| シフト回転 | 90° | 90° |
| マウント回転 | 360° | 360° |
| 最短撮影距離 | 270mm | 320mm |
| 最大倍率 | 1x | 1x |
| 焦点調節 | MF | MF |
| フィルター径 | φ77mm | φ77mm |
| 寸法 | φ85mm×168.5mm | φ85mm×162mm |
| 質量 | 1345g | 1215g |
| マウント | Sony E, Nikon Z, Canon RF, L Mount, Fuji GFX | Sony E, Niko |
株式会社サイトロンジャパン
https://www.laowa.jp/