DJIはNAB初日の4月9日(現地時間)、映画制作の現場向けにジンバルシステムForce ProとMaster Wheelを発表した。
オペレーターの動きとジンバルの動きをリンクできるForce Pro
Force Proは対応のジンバルにトランスミッターを取り付け、この製品を三脚やハンドル等にとりつけて、オペレーターの動きとジンバルの動きをシンクロさせて、ジンバルと離れた位置から作を行うことでジンバルを遠隔操作できるモーションコントロールユニット。2.4/5.8GHz帯で接続し、10mmsecの低遅延を実現している。撮影現場での接続干渉の恐れを取り除くため、CANBUSケーブルで物理的にジンバルと接続して、200Hz信号で操作することも可能だという。価格は156,000円。4月10日から先行予約開始、6月の出荷を予定している。
ジンバルのパン・チルト・ロールなど、きめ細やかなリモート操作ができるMaster Wheels
Master Wheelはパン・チルト・ロール用のホイールを搭載し、緻密なジンバルの操作を行うための製品。こちらも2.4/5.8GHz帯の電波によるジンバルのリモート操作に対応(遅延は10msec)。ケーブルでのジンバルとの接続にも対応。4月10日から先行予約を開始6月の出荷開始予定。3軸一式モデルは1,036,000円、2軸モデルは776,000円、また、ホイールコントロールモジュール単体(326,000円)での販売も行う。
ジンバルやドローンのタッチ&トライコーナーも
既に発表済みで2018年中の発売が予告されているRonin-Sも体験できた。グリップ部にはフォーカス操作用のダイアル。
フォローフォーカスは前方の端子から電源供給する。
DJIの公式パートナーであるカナダのMAG-Z社のモーションコントロール用ロボットATOMとRonin2を組み合わせた展示。
Ronin2をジンバルカメラサポート・Ready Ligと組み合わせたものを体験するコーナー。ARRI AMIRAやシネレンズなどが搭載されており、かなり重量感がありそうだ。
●DJI 公式WEBサイト