5月22日と23日の2日間、秋葉原のUDXにおいて、After NAB 2019が開催された。気になる製品をピックアップする。
TERADEKのトランスミッターシステム
RAIDは、最近はTERADEMのトランスミッターBoltシリーズが販売好調だという。TERADEK ACE500はコンパクトで超軽量のワイヤレスビデオシステムで、非圧縮の1080p60ビデオを最大500フィートの距離でゼロ遅延で配信するというもの。今のところ価格未定だがHDMI入力専用なので、デジタル一眼やアクションカムなどと組み合わせて使うと良さそうだ。
ハイエンドにはなるが、TERADEKには、RED用にカメラ内をコントロールし、レンズギアを手元で送ることができ、さらにモニタリングができるTERADEK RTというキットもある。
CODEXのカラーグレーディング用プラグインとコントーラー
CODEXはRAWレコーダーメーカーとして有名だが、カラーグレーディング用のプラグイン CODEX Color Synthとそれ専用のコントローラーが出てくる。プラグインはFinal Cut Pro XとAdobe Premiere Pro CC用(Mac)用で価格は2万円以下で提供できるはずという。従来のカラーグレーディングの操作よりも調整範囲のターゲットが狭められることにより、初心者にとっては調整しやすいものになるようだ。つまりより正解に近いところに向けてのアプローチがしやすい。CODEXはRAWレコーダーでRAWから調整するノウハウをもっているが、それをクリエイター層にも開放したものとも言えるだろう。
それに合わせて専用のコントローラーも登場する。自由に動くホイールではなく、調整ダイヤルが基本操作になる。つまり調整の選択範囲を決めてそれを上げ下げするという操作がやりやすいパネルになっている。
ドイツのbebobのバッテリーシステム
RAIDが取り扱っているbebobのバッテリー。V98microは98Whなので飛行機の客室に持ち込める容量。
カメラとの通信機能もあり、REDのカメラとの接続では、赤に点灯して正確な残量を表示してくれる。その他のカメラで使用する場合は、青に点灯するモードにする。
特徴的なのはDタップでなぜか3端子ある。Dタップを差し込むときに向きで迷ったりケーブルの処理で困ることがあるが、これだとどちら側からでも差し込める。