ソニーは、リニアPCM 192 kHz/ 24 bitのハイレゾリューション・オーディオ(ハイレゾ)録音・再生に対応し、高品位なレコーディングを実現するリニアPCMレコーダー『PCM-D10』を1月26日に発売する。価格は49,880 円(税別)。

『PCM-D10』は、ライブ演奏での音楽録音やラジオ向けの音声録音など、プロフェッショナルが求める質の高いコンテンツ制作に対応する。三つのポジションに調整できる可動式高感度ステレオマイクに加え、2系統のXLR/TRS入力端子を搭載することで、ミキサーなどの音楽機材や電子楽器との接続が可能。加えて、ファンタム電源(48V)供給に対応しているので、コンデンサーマイクも接続できる。高性能な部品の採用と基板レイアウトの最適化により、高音質も追求している。

また、音の歪みを防ぐ「デジタルリミッター」や、小さな音もクリアに録音可能な「高S/Nモード」※1などの高度な録音機能にも対応している。さらに、左右のチャンネルをそれぞれ独立して調整可能なアナログ録音レベルダイヤルや、ヘッドホン出力する音声チャンネルを切り替えるボタンを本体横に配置するなど、優れた操作性も実現している。

 

『PCM-D10』の主な特長

1.  高音質リニアPCM 192kHz/24bitのハイレゾ録音再生に対応
原音をありのままに録音するため、楽器演奏やライブ演奏の録音はもちろん、野外での生録も臨場感あふれる高音質で記録できる。音源を圧縮しないリニアPCM形式で192kHz/24bitでの記録が可能。

2. 可動式高感度ステレオマイクロホン内蔵
ソロ演奏や2 – 3人のセッションなど近い距離の場合には、自然で奥行きのある音を録音できる「X-Yポジション」を、コーラスやオーケストラなど大人数の演奏をホールで録音するような音源から距離がある場合には、広がりのあるステレオ感が得られる「ワイドステレオポジション」。狙った音をクリアに録音する場合には「ズームポジション」と、可動式マイクの向きを変えることで、シーンに合わせた適正な集音が可能になる。

3. 高感度・広帯域の単一指向性マイク
高感度・広帯域により、伸びのある低域やバイオリンの倍音を含む高域の音源も豊かに録音できる。

4. 2系統のXLR/TRSコンボジャックを装備し、外部からのバランス入力に対応
2系統のXLR/TRS入力端子を搭載したことで、ミキサーなどの音楽機材やエレキギターなどの電子楽器との接続が可能。また、ファンタム電源(48V)供給に対応しているので、コンデンサーマイクも接続できる。加えて、プッシュロック機構によりケーブル抜けを防止する。

5. 高性能デュアルADコンバータ搭載で高いS/N比を実現
旭化成エレクトロニクス製の高性能オーディオコーデックチップ「AK4558」を2つ搭載することで、幅広いダイナミックレンジと高いS/N比を実現している。

6. 高性能な部品の採用と、基板レイアウトの最適化により、低ノイズと高音質化を実現
音質面の悪影響を極力排除し、ノイズの影響を受けにくい高音質回路を実現。

7. 大容量コンデンサーにより、高品位な電源供給を実現
大容量コンデンサー(3300μF)を2つ使って動作時の電源変動を抑え、供給電源を安定化することで、精度の高い高音質レコーディングを実現する。

 


▲『PCM-D10』の使用イメージ

 

◉製品情報
https://www.sony.jp/ic-recorder/products/PCM-D10/

ソニー株式会社
https://www.sony.jp/