太陽企画株式会社は、銀河高原ビールの新イメージムービー『心の一人旅』にて、制作・アニメーションを担当したことを発表した。同作は、銀河高原ビールのアートプロジェクト「SenseofWonderMuseum」の第三弾として、同社公式サイトおよび公式YouTube、SNSなどで1月14日(金)より配信される。

 

銀河高原ビールイメージムービー『心の一人旅』

イメージムービー『心の一人旅』で監督を務めたのは、東京2020パラリンピック開会式の映像ディレクターやYOASOBI『群青』MVなど、数々のCMも手掛ける牧野 惇氏。また、アニメーションディレクターとして、太陽企画のアニメーションチーム「TECARAT(テカラ)」を率いる八代 健志氏が担当。

クラフトワークを得意とするふたりが今作で挑んだのは、“影絵”の手法。牧野氏が磨き上げてきた切り絵人形のアニメーションを中心に、細部まで再現された飛行船などの立体造形物や布、本物の液体、生身の人間の手など、さまざまな素材がリアルな“影絵”として登場し、計70個に及んだ造形物のすべてが、アニメーターの手によって操演されている。

“感性が豊かになるビール”というブランドコンセプトをベースに、「銀河高原ビール」によって世界が広がり、心の扉を開いた主人公が不思議な旅をするというファンタジックなストーリーを、奥行きのある影絵アニメーションで表現。作曲家・上水樽力氏の音楽によって、展開が情緒的に盛り上がっていく所も見どころのひとつとなっている。



 

コメント

牧野 惇氏(監督)
いま可能性を感じているリアルな影絵の手法を選びました。今回は人形にフォーカスした作品ですが、クラフト以外にも人間の手を登場させたり、生の素材を大切に、映像でしかできない“影絵劇”に挑戦しています。ぜひ、物語を盛り上げる音楽と合わせてお楽しみください。

八代 健志氏(アニメーションディレクター)
飛行船などの模型は、影絵ならではの立体感が引き立つようにディテールにもこだわりました。
完全に制御しきれていない偶然性を生かした、人形らしいチャーミングな切り絵人形の動きにもご注目ください。

 

プロフィール

牧野惇| Atsushi Makino(映像ディレクター・アートディレクター)

1982年生まれ。チェコの美術大学UMPRUMTV & Film Graphic 学科、東京藝術大学大学院映像研究科アニメーションコース修了。実写・アートワーク・アニメーションの領域を自在に跨ぎ、映像ディレクション、デザインまで総合的に手掛ける。Annecy(フランス)、Golden Kuker-Sofia(ブルガリア)、ANIFILMなどを始めとした国際映画祭での受賞/招待上映や、ACC、AD FESTなど広告祭での受賞多数。2017年、CJ E&M Corp.(韓国)が主催するアジア最大級の音楽アワード「Mnet Asian Music Awards」ProfessionalCategoriesにおいて、Best Video Director of the year受賞。2018年、第61回ニューヨークフェスティバルにて、金賞(World Gold Medal))受賞。2021年、「映⽂連アワード2021」にて、準グランプリ受賞。
<WORKS>
東京2020パラリンピック開会式(映像ディレクター) 、NTTドコモ「ahamo はじまるよ」篇CM、YOASOBI「群青」MV、ペンタトニックス「ミッドナイト・イン・トーキョーfeat. LittleGlee Monster」MV、NHK Eテレオープニング・クロージング映像他
<HP> https://ucho.jp <Twitter> https://twitter.com/atsu_maki

 

八代健志| Takeshi Yashiro (映像ディレクター・人形アニメーター)

1969年秋田県出身、1993年東京芸術大学デザイン科卒。太陽企画(株)にて、CMディレクターとして実写を中心に活動するかたわら、様々な手法のストップモーション・アニメーションを扱い続ける。2015年にアニメーションスタジオ【TECARAT】を立ち上げ、現在は人形アニメーションを軸足に活動。脚本・監督のほか、美術、アニメート、人形造形なども手がける。手から作り出される質感を重視し、ストップモーション・アニメーションならではの映像を目指している。
<WORKS>
「11月うまれの男の子のために。」(12)、「薪とカンタじいじいと。」(13)、「ノーマン・ザ・スノーマン〜北の国のオーロラ〜」(13)、「眠れない夜の月」(15)、「ノーマン・ザ・スノーマン〜流れ星のふる夜に〜」(16)、「ごんGON, THE LITTLE FOX」(19)、最新作は「プックラポッタと森の時間」(21)
<HP> https://tecarat.jp

 

上水樽力| Chikara Uemizutaru (作曲家・映像音楽デザイナー・ピアニスト)

1990年生まれ。東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科、同大学院修⼠課程を経て、同博⼠後期課程音楽⽂化学専攻音楽音響創造研究分野を修了。企業CM音楽やTVドラマでの劇中曲、イベントのための音楽、22.2マルチチャンネル音響システムのための音楽作品等をプロデュース、制作。また、トクマルシューゴ氏とコンポーザー・ピアニスト、アレンジャーとして共作共演し好評を博すなど、活躍の場は多岐に渡る。一⽅で《トムとジェリー》シリーズの作曲家スコット・ブラッドリーを研究し博⼠号を取得。Eテレ「ららら♪クラシック」にゲストとして出演するなど研究者としての一⾯も持つ。
<WORKS>
ミスタードーナツ「ミスドミイラde ハロウィーン」篇CM、世界のKitchenから「セバダはじめまして」篇CM、LUMINE、資生堂、NHK Eテレオープニング・クロージング映像他
<HP> https://www.chikarauemizutaru.com <Twitter> https://twitter.com/taruchika

 

スタッフリスト

Director & Illustration:牧野惇/ Animation Director:八代健志(TECARAT)
Cinematographer:幡野史雄(みこし) / Lighting Director:森下善之(みこし) 、畑辰郎(みこし)
Art Department:八代健志(TECARAT)、能勢恵弘(TECARAT)、中根泉(TECARAT)
Sound Effect:滝野ますみ/ Music & Piano:上水樽力/ Cello:成田七海
Music Recording & Mixing:森田秀一(Reborn Wood Studio)
Online Editor:渡邉秀久(+Ring)、板橋知也(+Ring)
Sound Mixer:辰巳茜璃(+Ring) 、久保七海(+Ring)
Producer:大内まさみ/ Production Manager:川瀬万由未、野田未莉亜
Production :太陽企画(株)

 

 

太陽企画 http://www.taiyokikaku.com