※本映像は、2024年7月3日に行われたライブ配信のアーカイブとなります。



<視聴方法>

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※サブスク(VIDEO SALONプレミアムコンテンツ)では今後開催のウェビナーはもちろん、過去のアーカイブ50本以上を無制限にご視聴いただけます。 ※参加方法や注意事情の詳細はこちらをご覧ください。

ウェビナー概要

VIDEO SALON 9月号は「新時代の映像制作会社」をフィーチャー。製作体制の変化、現場システムの変化、市場の変化、メディアの変化、コミュニケーションの変化、視聴デバイスの変化など、近年、映像を取り巻く環境の変化が著しくなっています。そんななか、旧来の受注〜制作〜納品だけにとどまらない、“新しい動き”を見せている制作会社が目立ってきました。

新規IP創出やプロデュース、海外も含めた多角的な自社IPの展開、新たな製作体制の模索、オーディエンスとの結びつき方…新時代の制作会社に求められるつくり方・届け方とは一体なんなのか? 今回は、独自の戦略で製作した話題作の舞台裏と、新規企画プロジェクトに挑戦する制作会社の取り組みを紹介していきます。

「企画開発」「制作」「仕上げ」「宣伝」「配給」を分業しないことの意味

プロデューサーと脚本家が設立した制作プロダクションという個性を活かしながら、多数の映画の制作を手がけてきたコギトワークス。最近は「日本映画を世界のミニシアターへ」というプロジェクトを開始し、2024年に“作り手ファースト”の制作体制を目指した映画レーベル「New Counter Films」も立ち上げました。

この講座では、「New Counter Films」の第1弾作品『若武者』(5月から国内および海外でも劇場公開中)の制作舞台裏などを交えて、「企画開発」「制作」「仕上げ」「宣伝」「配給」を分業しないことの意味について、コギトワークスの関 友彦さん、鈴木徳至さんに語っていただきます。

コギトワークスのオフィス


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●登壇者

関 友彦(Tomohiko Seki)

代表取締役/プロデューサー
2000年に英国留学から帰国後、フリーランスの制作として多くの国内映画や合作映画の現場を経験し、2008年に株式会社コギトワークスを設立。2021年からは協同組合日本映画製作者協会(日映協)の理事に就任。また、2024年には【New Counter Films】という新たな映画レーベルを鈴木徳至と共に立ち上げる。
主な制作担当作品は、クエンティン・タランティーノ監督『キル・ビル』、ソフィア・コッポラ監督『ロスト・イン・トランスレーション』、羽住英一郎監督『海猿』、クリストファー・ノーラン監督『インセプション』など多数。プロデューサーを務めた映画に、中嶋莞爾監督『クローンは故郷をめざす』、荻上直子監督『めがね』、真田 敦監督『ホノカアボーイ』、石川 慶監督『Ten Years JAPAN 美しい国』、荒木伸二監督『人数の町』、二ノ宮隆太郎監督『逃げきれた夢』、ニコール・ミドリ・ウッドフォード監督『Last Shadow at First Light』(シンガポール・スロベニア・日本・共同製作)、入江 悠監督『あんのこと』、石井岳龍監督『箱男』などがある。
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鈴木徳至(Tokushi Suzuki)

プロデューサー
早稲田大学第一文学部卒業後、株式会社ディレクションズにて主にNHKの番組制作を担当。2011年に独立後、初プロデュース作である短編映画『隕石とインポテンツ』がカンヌ国際映画祭・短編コンペティション部門に出品される。長編作品としては『枝葉のこと』がロカルノ国際映画祭・新鋭監督部門、『あの日々の話』が東京国際映画祭・日本映画スプラッシュ部門、『王国(あるいはその家について』がロッテルダム国際映画祭に正式出品後、BFI(英国映画協会)の2019年日本映画ベストに選出されるなど、国内外の映画祭や批評家から高い評価を受ける作品を数多く手掛けている。
2019年にコギトワークスに入社。近年は『街の上で』、『うみべの女の子』、『ムーンライト・シャドウ』、『逃げきれた夢』など精力的に作品を発表し続けている。公開待機作に、山中瑶子監督『ナミビアの砂漠』(第77回カンヌ国際映画祭 監督週間 国際映画批評家連盟賞受賞)が控えている。
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●講座の内容

①自己紹介、お仕事紹介

②コギトワークスの現在のお仕事、最新の実績・事例紹介

③『時代の変化と弊社の在り方について』(まず、全体的な概観から)
 企業理念 > 時代の変化
  ・『自分たちが作りたいと思えるものを作る』
  ・その環境を整えるためにやってきた。
  ・一朝一夕にはできない。時間がかかる。そのうちに時代が変化する。だから常に理念を再確認する必要がある

④企業理念に従い、かつ『現代社会の急速な変化』を加味した弊社の取り組み
 前提 ――こと映画・映像業界に波及している環境の変化とはなにか
  ・多様性とコンプラ
  ・コロナ禍と劇場の在り方
  ・製作費の上下の二極化
  ・ストリーミングサービスとの関係性
  ・エンタメの多様化
  ・映画産業の市場規模の変化
   などなど

 自社製作・自社配給の取り組みへの一歩
  ・自社配給に乗り出した動機
  ・具体的な打ち手。
  ・具体事例『すずしい木陰』『シュシュシュの娘』など
  ・その結果

 国内配給の経験から導き出したこと。海外への視野
  ・国内配給を経験し、海外へ視野を向けた。動機など
  ・クラウドファンディング
  ・具体事例『almost people』
  ・その結果

 (番外編)『almost people』という、初めての、中規模、自社完結型作品の製作について
  ・動機
  ・具体的な制作例
  ・結果

 国内、国外の配給に目処が付いた上で、次なる課題は。『New Couter Films』について
  ・配給網の確立。その先。動機
  ・始動に向けて。U-NEXTさんとの関係など
  ・具体事例『若武者』(現在進行中)
  ・現在進行中ではあるが、現時点での総括

⑤今後の目標と課題
  ・国内配給、ミニシアターの在り方
  ・海外配給、と同時に、海外共同制作の模索
  ・企業の体力、資本力の拡充

⑥質疑応答



▼映画『若武者』予告編


▼映画『若武者』ポスタービジュアル





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●主催

玄光社 VIDEO SALON編集部/サロン・エージェンシー

●問い合わせ先

VIDEO SALON WEBINAR事務局 seminar@genkosha.co.jp(メール)

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●●アーカイブ動画の単体購入はVimeoオンデマンドで●●