福岡からハイクオリティなクリエイティブ作品を発信し、地元の映像制作シーンを盛り上げているクリエイティブカンパニー・リーボ。本記事では、ブランディングムービー制作やSNS運用とも連携した事例、縦型ショートドラマの制作ノウハウなど、リーボ独自の制作スタイルについて、松尾龍馬さん、法崎里奈さん、園田和彦さんに話を聞いた。
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講師 株式会社リーボ REEVO Inc.

講師 松尾龍馬 Ryoma Matsuo
株式会社リーボ 代表取締役。大手自動車メーカーに製造エンジニアとして勤務後、2011年に株式会社リーボ設立。2016年に現在のクリエイティブ事業を開始。以降9期連続増収、今期は過去最高益を達成。現在は制作業務をスタッフに任せて、経営業務全般・新規事業開発を担当している。

講師 法崎里奈 Rina Hosaki
株式会社リーボ SNSチームリーダー。広告代理店でのプランニング/営業職を経て、2021年リーボに入社。前職の経験を活かしつつ、SNSチームディレクターとして企画立案、制作、運用と幅広く担当しクライアントからの信頼も厚い。2024年にSNSチームリーダーに就任。

講師 園田和彦 Sonoda Kazuhiko
株式会社リーボ 取締役兼動画チームリーダー。2016年に新卒でリーボに入社。入社直後から即戦力として動画事業を牽引し、2020年に独立、上京。2022年には自身の制作会社Familectを設立・代表取締役就任。2024年にFamilectの動画制作事業をリーボに譲渡し、同時にリーボの取締役兼動画チームリーダーに就任した。
福岡の映像制作会社・リーボについて
ビデオグラファースタイルからスタートしたWEB・SNSに最適化されたチーム
ビデオグラファースタイルからスタートしたリーボの動画制作。現在では「動画チーム」と「SNSチーム」の2部門、個性豊かな全12名のメンバーがいる。フリーランスのビデオグラファー、広告代理店、教員…など、前職はさまざまだ。請け負っている仕事は広告案件が多く、半分以上は地元の九州・福岡のもの。本拠地の福岡と支社の東京にオフィスを構えている。



「動画チーム」と「SNSチーム」に分けてさまざまな案件に専門的に対応していく
松 リーボ代表の松尾です。リーボは2016年にクリエイティブ事業を始めて9年経ちましたけど、おかげさまで9期連続増収で、先日の決算で過去最高益となりました。この記事には「福岡の元気な映像制作会社に学ぶ! 持続可能で楽しい仕事術」というタイトルが付いていて少し恥ずかしい気もしますが、元気だけはある会社だと自分たちでも思います(笑)。
リーボは福岡に本社を置きながら、東京にも事務所を構えています。「動画チーム」と「SNSチーム」のふたつのチームで事業を行なっていて、従業員数は12人。平均年齢は32歳の若い会社です。動画制作会社として珍しいのは、制作会社経験者がひとりもいないこと。SNSチームは広告代理店出身のメンバーが半分ぐらいいますが、動画チームはもともとビデオグラファーのようなスタイルでフリーランスで活動していた人だけでなく、元教師という変わった経歴のメンバーもいます(笑)。かつては元銀行員のメンバーも所属していました。
動画制作とInstagram中心のSNS運用がリーボのメインの事業ですが、ひとつ柱にしていることがあります。それが「写真と動画を使ったコミュニケーション/クリエイティブ制作」です。クリエイティブ事業をスタートした2016年ごろは、WEB動画やSNS動画に市場的な価値がつき始めたタイミングでした。僕らも当時主流だった「一眼カメラとMacで動画を作ります!」というビデオグラファー的な制作体制でしたけど、ちょうどWEB動画やSNS動画を発信をするクリエイターが増えていた時期だったんです。そこでリーボでは途中から専門のチームを作って、「動画チーム」「SNSチーム」と明確に分担を分けることにしました。
現在はありがたいことにさまざまなクライアントさんからお仕事をいただけています。自動車メーカーやIT企業など業界は結構ばらけていますが、動画制作において広告モノが軸になっていますね。クライアントさんの7割ぐらいは九州や福岡、残りの3割ぐらいが東京の企業というバランスです。
園田くんは2016年にリーボに入社して、2020年に独立、東京で自身の制作会社を立ち上げていました。2024年に再度リーボに合流したんですけど、そのときに園田くんが東京で展開していた制作事業をリーボでやるようになった経緯もあるので、結果的に東京のクライアントさんが割合として増えた、ということですね。
写真と動画を使ったコミュニケーションとクリエイティブ制作
リーボの軸となっている動画制作とInstagram運用では、テキストだけでは伝わらないクライアントの商品や空間の魅力をトータルで発信。縦型ショート動画制作もスタートし、事業が拡大している最中だ。
【動画制作】

【Instagram運用】

【縦型ショート動画制作】

事例①:Honda UNI-ONE ブランドムービー
Hondaのモビリティ「UNI-ONE」のブランドムービーでは、「ボーダレスな社会をUNI-ONEでつくる」をテーマに、この乗り物によってさまざまな境界を超えていく様子を表現。

事例②:KUOE KYOTO ブランドムービー
京都発の腕時計ブランド・KUOE KYOTOのブランドムービーも制作。海外の人に刺さるような京都のカルチャー、日本の高級感や独自の世界観をPR動画として落とし込んだ。

事例③:やまや総本店 白金小径 Instagram運用
Instagramアカウントを運用している企業のひとつ。リール動画はブランドムービーだけではなく、親近感のあるスマホ撮りの映像まで対応している。
